文スト学パロ！2【双黒】

S◯COMしてますか？ ページ8

「……たこ焼き買ってくる…」


中「おー」


ーーー


「あらあら神田、また随分と可愛いメイドさんだね。ほいたこ焼き…メイドにはサービス300円でーす」


「ありがとう」


「なんのこれしき、昨日ホイップサービスしてもらったもんな！」


去年同じクラスだった遠藤…性格が合うのでかなり仲良くなった子だ
因みに女子バスケ部主将…サバサバしていて個人的に付き合いやすい。信頼できるし、何と言っても美人だ

黒いTシャツに前掛け、捩り鉢巻きが良く似合う


「お、メイドさん可愛いね〜1人？」


「いいえ」


「俺等と回らない？」


「連れを待たせてるんで」


燕尾服なら寄って来ないのに…このチンピラが


「一寸、アンタ達何して…」


「いーよ遠藤、大丈夫だから」


遠藤のそういうところ嫌いじゃないよ…イケメンっぽくて


「連絡先教えてよ、あと名前♪」


隣町の高校の制服…私の事知らんのかな？
まぁ、名前が一人歩きして、私達の顔知ってる奴は少ないけどね
いっそ名前出して黙らせるか


チンピラの腕が私の肩に回る……筈だった


立「此奴はやめとけ」


チンピラの腕を立原が掴んでいた


「げっ…お前は…！」


「立原」


立「この女はやめといた方が身の為だと思うぞ。なんせ双黒のお守役だ…あのSECOMに見つかったらお前等病院行きじゃ済まねぇぞ
ま、お前等なら"神"にすら勝てねぇか」


誰がお守役だ


「「な…双黒…⁉」」


立「ま、其れでも欲しいってんなら神より先に俺が相手する……心算だったが、メイドの迎えが来たぞ」


中「…おいテメェ等…其奴に何してやがんだ…？」


「中也」


あー…まぁあれだ…この時ばかりは中也、メイド服じゃなくて良かったなとも思う

ほら、メイドでガチ睨みとか私が吹くから


中「覚悟しろよテメェ等…」


指を鳴らす中也、私は溜息を吐いた


「中也、ステイ」


中「あ"？」


「学校で騒いだら福沢さんに迷惑かける」


中「…チッ」


チンピラを見逃し、不機嫌な中也の口にたこ焼きを放り込む
凄い顰めっ面で口を動かし始めた…何これ笑う
太宰に写メ送りたい


立「やっぱお守役じゃねぇか」


「ありがとね立原、1人で何とか出来たけど」


立「…」


「分かってるよ知った顔だったんでしょ…喧嘩やめたら？」


立「お前が言うな」


「正しい突っ込みどうも」

後夜祭→←不意打ち執事

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す