文スト学パロ！【双黒】

トラブル ページ48

敦「それにしても…本当に似合ってます！燕尾服！」


「光栄に御座います。然し乍ら…お嬢様方のドレスの方が、私には愛らしく思えましたが」


芥「忘れて下さい…」


銀「あの……注文を…」


「あ…お客様、少々お待ち下さいませ」


丁寧に一礼して入り口へ急ぐ…其の先には女子生徒と大学生位の男達がいた


男「なぁ一寸位いいだろー？」


女子「いえ…あの」


中「おいテメェ等何してやがる、ナンパなら他所でやれ」


男「はっ何だこいつ本当に女みてぇだな…邪魔すんなよチビ」


中「あ"？……やんのか？」


中也が男の胸倉に腕を伸ばす…その手を白い手袋をはめた手が抑えた


「…全く、短気なメイド。本当に躾けた方が宜しい？」


中「…止めんな…離せ」


止めるAに睨みを効かせる中也を呆れ顔で見やる


男「ヒュー！嬢ちゃん良いスタイルしてるな〜俺等と遊ばね？」


中「テメェ等良い加減に…ッ！」


「お客様…他の方の迷惑ですので止めて頂けませんか？」


男「嬢ちゃんが俺等と此れから遊んでくれるんなら考えてやってもいーぜ？」


ケラケラと笑う男達…Aは女子生徒を掴む腕を掴んだ


「おや…貴方方はご来店では無いのですね」


男「こんな文化祭誰が好んで来るかよ…この学校の女はレベルが高いって聞くからなぁ？」


舐めるように私を見回す男達…女子は怯え、敦達は心配そうに此方を見てる…国木田に関しては今にもしゃしゃり出てきそうだ
…なにより、そろそろ中也が本気でキレそう


「そうでしたか…それなら此方も好都合です」


Aは笑顔で腕を掴む手に力を込めた


「でしたらお引き取り下さい…頭が空っぽな客でも無い阿呆を何時迄も相手にしている程、私は暇ではありませんので」


男「痛ッ‼……高校生が大学生に喧嘩売るのか？あ"⁉」


「それではお聞きしますが…」


「「チンピラ如きが私達/俺達双黒と神に喧嘩を売りますか？」」


私と中也…そしていつの間にか隣のクラスから来た太宰の声が重なる
私達3人が笑みを湛えるのに対して、男達の顔色は青白くなる


「どうぞお引き取り下さい」


にっこりと笑うと男達はそそくさと逃げて行った


「ふぅ……大丈夫だった？」


女子生徒達に声を掛ける


女子「は、はい…！有難う御座います」


「それは良かった…お待たせ致しました。それでは空いているお席へどうぞ
御迷惑をお掛けしたお詫びと言っては何ですが、お会計の際は私の名前をお出し下さい
お安く致しますよ」

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