文スト学パロ！【双黒】

いらっしゃいませ ページ47

気付けばAは中也の顎を持っている


「ぁ…これは失敬」


ぱっと離すと先程の注文ができた様で裏に呼ばれる


「お待たせ致しました…ベリーカナッペ、キャラメルラテで御座います」


あと人気なのは…


「乱歩君！こっちお願いします！」


乱「はいはーい！御注文は…ハニーカナッペとレモンティーだね」


「え、なんで分かるの！？」


客の注文を次々当てるメイド乱歩…立原は午後なので人気の程はまだ誰も知らない


「有難う御座いました。又のお越しをお待ちしております」


帰ったと思ったらまた次のお客が来る


「いらっしゃいませ……あ」


顔を見て声を上げる


国「今日は男装姿だな…昨日から男姿しか見てない気がするが」


「国木田来てくれたんだね」


国「お前が来いと言ったんだろうが」


「国木田のそういう所好きだよ…お客様ご案内致します！」


「「いらっしゃいませ！」」


窓際の2人席に案内する


「御注文は如何致しますか？」


国「そうだな…じゃあイタリアンカナッペを」


私は既に慣れたお決まりのポーズを取る


「畏まりました」


中「よぉ、国木田じゃねぇか」


中也の方を向いた国木田は数秒固まった


国「…中原か…？」


中「見りゃわかるだろうが」


国「うむ…似合っているぞ」


中「嬉しくねーよ」


「お待たせ致しました。イタリアンカナッペとホットコーヒーで御座います」


国木田の前に置かれたのはトマトとチーズの乗ったカナッペ…パセリとオリーブオイルが飾り程度に乗っている
そして紙コップに入ったホットコーヒー…


国「おい…俺は」


「どうぞお召し上がり下さい…コーヒーの方もお熱いうちにどうぞ」


サービスで御座います、と小声で人差し指を口元に立てる


国「其処らの男より似合うな…お前は」


呆れの賛辞にAは微笑んで会釈する


「お褒めに預かり光栄で御座います」


「神田さーん！お知り合いですよー」


「はーい？……あらま」


敦「わー！Aさんカッコいいですね！」


芥「…どうも」


銀「Aさん…似合ってます///」


「兄妹3人でご来店とは……ようこそいらっしゃいました。3名様ご案内致しまーす」

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