文スト学パロ！【双黒】

コンテスト衣装 ページ43

「うん、知ってた」


目の前にはフリフリに興味津々の太宰と、顰めっ面の中也


「中也、顔怖いよ。似合ってるのに可愛くなくなっちゃうよ」


中「るせぇよ…何で俺がこんな…っ」


敦「わぁ！Aさん格好いいです‼タキシードですね！」


タキシードと言っても喫茶店の制服とは違い、花婿が着るようなグレーのタキシード
無論私は髪を束ねてる


芥「…………」


中「んだよ、なんか言えよ…」


太「中也、本当に女の子みたいだねぇ…ププッ」


中「テメェだってそーだろうがクソ太宰！！！」


中也と太宰は……ウェディングドレス

うん…知ってた。だって私の服的に絶対そうだと思ったもん
機嫌の悪い中也の手を取って自分の方へ引く


中「は…⁉」


「そろそろ出番だよ…そんな顰めっ面をしないで？
きちんとエスコートしてあげるから…ね」


耳元で囁けば、中也は真っ赤になって私から離れる


中「〜〜///……あー‼…ッたく！」


中也は声をあげると真っ赤なままニッと笑い私の前へ戻って来ると、束ねた髪を掬う
そして髪へ唇を落とした


「…其処まで言うんだ……最っ高の晴れ舞台にしてくれよ、ダーリン？」


「こういう時腹括ってちゃんと乗ってくれる中也好きだよ」


勿論だよハニー？


太「A、思考と言動が逆」


突っ込みながらドレス姿の太宰が前屈みでまた私の頰へキスして舞台袖へ向かう


太「ちゃーんと、エスコートしてくれ給えよ？」


「…えぇ、勿論」


振り返って腰に手を当てる…中也と太宰が並んで私を見ていた


太「ふふ…流石私達のスーパーダーリン♪」


中「最高のリフを期待してるぜ？」


3人で舞台袖へ消えると、取り残された双子は其方をじっと見つめた


敦「……見てて恥ずかしくなるな」


芥「…相変わらずこういう時のAさんは一段格好良い」


敦「自分が男である事が恥ずかしくなるよね」


芥「…僕等も彼方へ移動するとしよう」


敦「…うん」


ーーー


マ「其れではお次は前夜祭目玉企画！『男装女装♡contest！』先ずは一年生2classから双子ちゃんの登場だよ☆」

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