文スト学パロ！【双黒】

お風呂編in中也 ページ34

ー飛んで翌日ー



中「……銭湯にでも行くのか？」


「風呂貸して」


は？…思わず聞き返す


「風呂貸せ」


中「何で急に口が悪くなんだテメェは⁉」


どうやら風呂が壊れたらしい


中「ハァ…判った先入れ…飯は食ったか？」


首を横に振る


中「ならなんか作っといてやるよ」


約40分後…
風呂場から声がした


「あっ！」


中「何だ？如何した？」


扉越しに話しかけると、少し申し訳なさそうに言った


「……着替え忘れた」


…マジかよ


中「………ちょっと待ってろ」


ーーー


「…真逆中也にあんな趣味が」


中「違う‼あれは姐さんが勝手に買ってきて置いて行ったやつだ‼」


巫山戯て女物を買ってきたことがあった…それもロリだ
服は俺のTシャツとズボンを貸した…それはいい、が


「…恐ろしくピッタリだね」


中「脱げ」


「変態」


中「違うだろ‼」


「いただきまーす」


俺を無視して焼うどんを食べ始める


「ん…美味しい」


中「そーかよ」


ーーー


「御馳走様。御免ね夕飯まで」


中「別に構わねーよ」


美味しかった！…と笑うA。自然と笑みがこぼれ、お粗末様と笑い返す


中「俺も風呂入るか…」


Aを置いて風呂に入る…湯船に浸かって息を吐いた


Aは大事な幼馴染…餓鬼の頃に親亡くして、親戚もいない
幼稚園で揶揄われてた彼奴に言った言葉…"俺が守ってやるよ！お前の事、ずっと守ってやる！"




多分この頃から俺らは彼奴の事が好きだと思う…かれこれ10年以上の付き合いになるな

太宰は何時も、彼奴を女子扱いする…俺には多分無理だ


女でも男でも関係ねぇ…彼奴は大事な幼馴染




女だって事は充分判ってる





柔らかい髪


長い睫毛


角のない体つき







…笑顔

その2→←その2

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す