文スト学パロ！【双黒】

芥川教に学園プリンス… ページ3

樋「あゝ芥川先輩が…間に合わなかった」


息を切らして走って来た女子生徒が1人


「おはよう樋口、残念だったね」


樋口も敦達と同学年だが、何故か芥川を先輩呼びする…理由は知らん


樋「あっ…あ、おっおはようございます神田先輩！」


可愛いなぁ


「おはよう…相変わらずの芥川教ぶりだね」


樋「いえ…芥川教だなんてそういう訳では…！」


「いいのよ？…いのち短し恋せよ少女、よ」


樋「神田先輩も凛々しいですね…美しいです」


朝から彼方に此方に忙しい樋口…そんな樋口に笑顔を向ける


「男に生まれなかったのが残念ね…ほら、芥川はもう学校着いてるかもよ」


樋「あ…はい！失礼します！」


走り去る樋口の背中を呆然と見つめ、中也は一言


中「お前、本当後輩に懐かれんな」


太「本人も後輩好きだからね」


「だって全員天使じゃん！」


ーーーーー


校門をくぐると真後ろに車が止まる…3人で振り返ると、降りてきたのは学園のプリンスの肩書きを持つ同級生


乱「やぁ！おはよう諸君！」


これは恐らく私達3人に向けられた挨拶


「「キャーー乱歩さんっ♡♡」」


無言の私達の代わりに、外野は異常な反応を示す


プリンス…なのに何故か守ってあげたい系らしいこの人は江戸川乱歩
私から言わせればただのパシリ魔だ


「おはよう乱歩」


乱「おはようA！」


因みに…乱歩がプリンスなのはあながち間違いでは無い
何故なら乱歩はこの学園の理事長の親戚に当たる……正真正銘、学園プリンスだ


中「ホント、騒がしい学校だな」


「騒がしい理由の一つにアンタも入ってる事ご存知？」


中「…あ？」

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