FGO/GreenSparkle 3

仄暗:12 ページ45

ロ「「やっと繋がった！……ってぇ！？…え、ちょ…！？何をするつもりだい神楽坂！？」」

絶対に、みんなを負けさせたりしない＿！

「誓いを此処に。我は常世総ての善と成る者、我は常世総ての、悪を敷く者！＿＿＿＿誰でもいい！あれを退けて…これ以上、私のサーヴァントを負けさせないで！！私達を助けて！！！！＿抑止の輪より来たれ、天秤の守り手よ！！」


「＿＿いいぜ。丁度、スッキリしなかったオレがいたところだ」


赤雷が、降ってきた。


ジャ「ちょ、何なんですか！おろしなさい！」


白銀と紅の甲冑を身につけた騎士…兜を被っていてその素顔は見えないが、身長は神楽坂よりも低いように見える
そしてその声も…恐らく、女性のそれだ

落下するジャンヌをキャッチして私の前に降り立ったサーヴァント…クラスは恐らく


「…セイバーの、サーヴァント……」

「応とも。セイバー、モードレッド推参だ」


モードレッド…アーサー王伝説における円卓の騎士の一人にして、アーサー王の息子


立「「うぇえ！？」」

マ「「モードレッドさん！」」


通信から突然、立香とマシュの声がする。良かった、無事だったのね…


モ「あ？…あぁ、カルデアのマスターか。悪りぃな、オレはお前さん達の知り合ったモードレッドじゃねぇ。不完全燃焼で退去したところに偶然スカッとできそうな戦場があったから代わりに…代わりに？まぁ、 何でもいい。ようは暴れにきただけだ…ま、一応そこの魔術師に喚ばれたんだが」


ジャンヌを下ろして説明をするモードレッドが、私を振り返った


モ「テメェがオレのマスターでいいんだろ？」

「貴方がそう、呼んでくれるなら」

モ「…まあいい。マスターだってんなら、遠慮なく搾り取るぞ＿！」


モードレッドが魔力を解放する。正面で持ち直した剣、クラレントから赤い雷が迸る


「ええ！令呪が無い分、好きに持っていって！そして必ず倒して！」

モ「愚問だな。だがよく吠えた！ひとまずお前とオレの利害は一致した！お前の頼みを聞いてやる！」


モードレッドが地面を蹴る。かっ飛ぶ、という表現が似合う速度で魔神柱の前に出ると、照射されるレーザーを剣で割り、クラレントをその赤い目へ向けて投擲する


ロ「おいおい…」

「……まるで嵐ね…」


勝てば良いを戦いの常識として据える二人でも、その苛烈さには気持ちが追いつかない。誉高き円卓の騎士だと言われても疑うくらいの身のこなし…勿論、その技は凄まじいものだが…

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