ぐだぐだ年越し:3 ページ33
とびきり意地悪く笑顔を作ると、ロビンはやられたとでも言いたげに口元を掌で覆って正面を睨むように視線を逸らす
ロ「あのなぁ…！」
「だめだった？」
ロ「だっ……なん…っ…くそ………好きにしてください……俺は、オタクのなんで……あ"ーー！何言わすんですか！？新年早々…！！」
「ふふ。こうして君を揶揄えるくらいの歳になったのはいい気味だね、お酒が進む〜」
ロ「この…っ」
「あらあらお顔が真っ赤よ、ロビン。どう？良い女になったでしょ、私」
恨めしそうに、唇に添えた手を外さないまま…頬杖をついたロビンが私を睨む。かわいい人
悩ましげに長い長いため息を吐いたロビンの手が、指輪をした方の手に添えられる。つ…とかつて彼自身が贈った指輪を撫ぜる
ロ「…良い女ですよ、昔からずっと」
「いいの？捕まえておかなくて」
ロ「強気ですね、酔っ払いは」
「朝シラフでもう一回聞いてあげようか？」
本気を込めて返せば「いいです…」と弱腰になる。隣から育て方を間違えたとか何とか聞こえてくる…誰が私のお母さんだ。否定したいけど、育てられた覚えが無いわけではないから何とも言えない
「…どうしたの？」
じっと見つめてくるから、首を傾げる。油断した
ロビンは私に顔を寄せると、頬に手を添えてキスをした。手に添えられた指を絡めて、逃さないという意思が伝わってくる
ロ「……駄目でした？」
「してから聞かないで。君になら何されてもいいよ」
ロ「ウソつけよ」
「ウソじゃないよ。怒ることはあっても…君を嫌ったりは、できないもの」
ロ「なら…もう一回、してもいいか？」
「…いいよ、ゆるしたげる」
グラスから手を離して向き合うと、私は幸福に笑みを浮かべて目を閉じた
「これからも、一緒にいてね」
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アクエリアス(プロフ) - 零人さん» ふふふ。コメントありがとうございます！rebirthまで読んでくださってありがとうございます^ ^ifルートの中でも屈指のお話だと思いながら送り出したので、お涙頂戴とっっても嬉しいです！ありがとうございます！ (2023年3月8日 22時) (
レス) @page50 id: 865042e502 (このIDを非表示/違反報告)
零人(プロフ) - rebirth神でした。なんで毎回ｉfルートでボクの心臓が削られるんですか、、？学校で読んでしまったんですが？？涙が止まらないんですが、、？？ (2023年3月8日 9時) (レス) @page49 id: 94faa0a05d (このIDを非表示/違反報告)
アクエリアス(プロフ) - あきさん» あきさんコメントありがとうございます！何度も読み返してくださってるなんて…嬉しいです(//∇//)神楽坂と鯖達の関係は頑張って模索しているので、そう言ってもらえるとホッとします…rebirthの表現は私もお気に入りなんです^ ^よかったぁ…これからも頑張ります！！ (2023年2月27日 2時) (レス) @page50 id: 865042e502 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - コメント失礼します。この作品がとても好きで何度も読み返しています。主人公とサーヴァントの関係性や言葉の表現が好きです。特にrebirth ifの言葉の表現が凄過ぎて泣きました。これからも応援しています、頑張ってください。 (2023年2月26日 22時) (レス) @page49 id: e5aed7d47b (このIDを非表示/違反報告)
アクエリアス(プロフ) - 零人さん» いつもコメントくださりありがとうございます！続編はスピード感を持って始めることができて、書いていて楽しかったです^ ^ここからまた頑張ってまいりますので、これからもよろしくお願いします！ (2022年10月23日 14時) (レス) id: 865042e502 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アクエリアス | 作成日時：2022年10月17日 19時
