奇臘:11 ページ11
＿あいつを頼む。神楽坂
これは夢か、幻か
＿捻くれたやつなんだ。でもお前なら、あいつも信じて戦えると思うんだ
柔らかな声に合わせるように、その表情もやわらぐ……これが自分だけで見ている幻なら、私は自分に相当自信があるらしい
だって私は、そこまで彼を知ってるわけじゃないと思うから…だから
エ「マスター‼︎」
信じてもいいだろうか…これは幻覚なんかじゃないって
熱を持つ体に、鞭を打つ
(霊子向上＿！)
ロ「そら！お届けもんだぜ！」
ロビンの宝具で共に姿を隠していたアキレウスが、突然ヘラクレスの懐に現れる
ア「せりゃっ！」
エ「そこだっ！」
へ「■■■■■＿＿！！」
「＿緊急回避！」
こんな時に、目頭が熱い。遠い日の幻影を見ているからだろうか…ああ、燃えている。私の胸の奥
火の粉が舞う…ちり、と 燃える炎の音がした
ばかね
「…どうなっても知らないわよ」
その青色を滲ませて…神楽坂はほんの少し、笑ってみせる。切り替えて、強い眼差しで戦場を見る
地を這う炎…私を囲む炎…もうずっと、魔術回路がオーバーヒートを起こしている。もう少し、あと少し…彼らを勝たせるまで
…胸につかえた血を吐き出す
ア「！」
ロ「A…！」
「私に構わずっ…一気に倒して！！」
その声に、英雄たちが応える
果てしなく感じるような激闘の末に…遂に九度、その英霊を倒し切ったのだ
「………ゃっ、た…」
一瞬不鮮明になる視界…気が抜けたのだろうか
へ「■■■…！！！」
エ「っ馬鹿な…！」
ふらついた拍子に、顔を上げる…ヘラクレスが…再び私の前に立っていた
ロ「A！！！」
神楽坂が下がろうとして尻餅をつく…間に合わない。例えアキレウスが瞬きの間にヘラクレスにトドメをさせたとしても、消滅前にその拳は神楽坂を仕留めるだろう
ちり、と…火の粉が頬を撫でた……
波のように地を這う残り火がヘラクレスの方へ流れた途端、吹き荒れる炎となって激しく燃えた
「ぇ、」
へ「■■■■■ー！！」
その焔は、彼女を潰さんとする拳を灰に帰し
もう片腕を突き出そうとするヘラクレスを、焔の中から現れた杭が縫い止めた
＿＿やがて最後の咆哮を残し、ヘラクレスは崩れ去る
「なに……いまの…」
ロ「無事か！？…怪我は…っ突然燃えるとかやめろよな！？何でオタクは無茶ばかり…おい、聞いてんのか！A！」
「あ…うん…」
エミヤの固有結界が消える…遠ざかる世界の向こうで、
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アクエリアス(プロフ) - 零人さん» ふふふ。コメントありがとうございます！rebirthまで読んでくださってありがとうございます^ ^ifルートの中でも屈指のお話だと思いながら送り出したので、お涙頂戴とっっても嬉しいです！ありがとうございます！ (2023年3月8日 22時) (
レス) @page50 id: 865042e502 (このIDを非表示/違反報告)
零人(プロフ) - rebirth神でした。なんで毎回ｉfルートでボクの心臓が削られるんですか、、？学校で読んでしまったんですが？？涙が止まらないんですが、、？？ (2023年3月8日 9時) (レス) @page49 id: 94faa0a05d (このIDを非表示/違反報告)
アクエリアス(プロフ) - あきさん» あきさんコメントありがとうございます！何度も読み返してくださってるなんて…嬉しいです(//∇//)神楽坂と鯖達の関係は頑張って模索しているので、そう言ってもらえるとホッとします…rebirthの表現は私もお気に入りなんです^ ^よかったぁ…これからも頑張ります！！ (2023年2月27日 2時) (レス) @page50 id: 865042e502 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - コメント失礼します。この作品がとても好きで何度も読み返しています。主人公とサーヴァントの関係性や言葉の表現が好きです。特にrebirth ifの言葉の表現が凄過ぎて泣きました。これからも応援しています、頑張ってください。 (2023年2月26日 22時) (レス) @page49 id: e5aed7d47b (このIDを非表示/違反報告)
アクエリアス(プロフ) - 零人さん» いつもコメントくださりありがとうございます！続編はスピード感を持って始めることができて、書いていて楽しかったです^ ^ここからまた頑張ってまいりますので、これからもよろしくお願いします！ (2022年10月23日 14時) (レス) id: 865042e502 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アクエリアス | 作成日時：2022年10月17日 19時
