奇臘:2 ページ2
「＿本当にごめんなさい。私が至らないばかりに」
マ「そんな、誰も神楽坂さんを責めたりしません…あの時ヘクトールを注視していたのは、貴女だけでした」
オ「お前さんだってヘクトールの裏まで読めてたわけじゃないでしょ？敵のヘクトールと対峙して生きてるだけで御の字よ」
奴らを撒いてすぐ、神楽坂は謝罪を口にする。しかし落ち込んでもいられず、彼らの話はすぐに前を向いた
意識のなかった神楽坂はそれまでの事と新たな敵について、マシュ達から情報を得る
「アルゴノーツ…なるほどね(古代ギリシャ繋がり…)」
彼らの求める"アーク"について話しながら、これからどうするべきか話し合う中…エミヤに耳打ちされて振り返ると、ロビンが一同から少し離れて手招いている
「…なに？……本当に何？」
エミヤと3人で固まると、男二人が神妙な面持ちで自分を見つめるので神楽坂は戸惑いながら問いかける
表情の晴れないロビンが、懐から布を手にする
ロ「…これ、一応拾っておきました」
ハンカチサイズの布には、ヘクトールに切られて散らばった髪が束ねて包まれていた
ロ「すみません…守れなくて」
一太刀で雑に切られた髪の先に、ロビンが触れる。大事に手入れして伸ばしていた髪を切られたことを、ようやく思い出した
「髪はまた伸びるんだから…エミヤもロビンも、そんな顔しないで」
オ「＿髪に魔力をためるってのは、コッチから来てる伝承だからな。それで命の代わりに切ったみたいだな」
ひょっこりと顔を出したオリオンに一瞬目を見張り、一同はヘクトールの行動について理解する…納得はしなかったが
「魔力…髪…」
ロ「…咄嗟に拾っちまったが、なんか本人が生きてるのに不吉だよな。悪かっ…」
「＿＿ううん。むしろ、お手柄だったかも」
ロ「へ？」
エ「どういう事だ？」
神楽坂が答える前に、立香達がこちらへやって来た
立「かぐちゃん、もう大丈夫！？…髪も…綺麗だったのに」
しゅんとする立香の頭を、笑って撫でてやる
「！…平気よ。また伸びるから…マシュ、あのヘラクレスはやっぱり、12回倒す必要があるの？」
マ「え、あ、はい！イアソンもそう言っていました…恐らくあと10回、そうしなければヘラクレスは倒せません」
「…そう。ロマニ」
ロ「「なんだい？」」
「私に、サーヴァント一騎の召喚許可をちょうだい」
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アクエリアス(プロフ) - 零人さん» ふふふ。コメントありがとうございます！rebirthまで読んでくださってありがとうございます^ ^ifルートの中でも屈指のお話だと思いながら送り出したので、お涙頂戴とっっても嬉しいです！ありがとうございます！ (2023年3月8日 22時) (
レス) @page50 id: 865042e502 (このIDを非表示/違反報告)
零人(プロフ) - rebirth神でした。なんで毎回ｉfルートでボクの心臓が削られるんですか、、？学校で読んでしまったんですが？？涙が止まらないんですが、、？？ (2023年3月8日 9時) (レス) @page49 id: 94faa0a05d (このIDを非表示/違反報告)
アクエリアス(プロフ) - あきさん» あきさんコメントありがとうございます！何度も読み返してくださってるなんて…嬉しいです(//∇//)神楽坂と鯖達の関係は頑張って模索しているので、そう言ってもらえるとホッとします…rebirthの表現は私もお気に入りなんです^ ^よかったぁ…これからも頑張ります！！ (2023年2月27日 2時) (レス) @page50 id: 865042e502 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - コメント失礼します。この作品がとても好きで何度も読み返しています。主人公とサーヴァントの関係性や言葉の表現が好きです。特にrebirth ifの言葉の表現が凄過ぎて泣きました。これからも応援しています、頑張ってください。 (2023年2月26日 22時) (レス) @page49 id: e5aed7d47b (このIDを非表示/違反報告)
アクエリアス(プロフ) - 零人さん» いつもコメントくださりありがとうございます！続編はスピード感を持って始めることができて、書いていて楽しかったです^ ^ここからまた頑張ってまいりますので、これからもよろしくお願いします！ (2022年10月23日 14時) (レス) id: 865042e502 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アクエリアス | 作成日時：2022年10月17日 19時
