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忠誠:6 ページ6

ビリーはその意味をよく分かっていないようだが


「パレードで目立ってる奴が一番偉い奴なのよ」

ビ「ふぅん。目立ちたがりも大変だ」


ロビンフッドの報告によれば敵サーヴァントは二騎


風「僕が感知できたのも同じく二騎です」


ロビンフッドと小太郎がそう言うのならまあ…問題ない、と思いたいところだ


ロ「その索敵範囲から一瞬で接近できるのもサーヴァントなんだがね」

「でもここまで来たら今ここで、やるしかない」

ジェ「神楽坂の言う通りだ。我々はワシントンまで全く戦わずに来た。一方、マシュ達は西部で派手に動いた……何かあるかもと思っていても、ここまでのサーヴァントが揃っているとは思わないだろう」


作戦を詰める。
神楽坂は令呪の刻まれた手を握って、じっと見つめている


風「主殿、大丈夫ですか」

「ええ……平気よ。緊張するけどね」

ロ「手早く済ませてトンズラしようや」


その言葉は、やはりロビンフッドらしい…彼もロビンフッドなので、当たり前のことではある
神楽坂は同じ翠の目を見て、表情を緩めた


「…そうね」

ビ「よーし、頑張ろう!」



作戦開始。敵は女王メイヴ___そして、クー・フーリン

ロビンフッドとネロが接敵し、同時にネロの宝具を展開。結界にて敵の弱体を図る…が


「クー・フーリンの出力が、低下しない⁉︎」


ネロと相対したクー・フーリンの膂力は凄まじいものだった


ジェ「どうやら貴様が聖杯の所有者らしいな!」

ク「聖杯に興味はねぇよ。あんなモン、メイヴにくれてやった」


メ「私が願ったの!クーちゃんを王にして、って!私と並び立てるほど邪悪で、逞しい王に!」


ただ強く。ただ奪い、支配し、ただただ殺す。禍々しい狂気の王というわけだ…とんでもないものを生み出してくれる。だが…


「…まあ、やる事は変わらないわ」


令呪が輝く。だが、神楽坂は何かに気付いてそれを収めた……その視線は、劇場の上を向いている


ビ「嘘だろ!?」

風「サーヴァント…⁉︎気配はなかったはず!」

(あのサーヴァント……めちゃくちゃ強い…っ)


幾度となくサーヴァントと戦ってきた。出会ってきた
だから分かる……あれは間違いなく、英霊の中でもトップクラスの


メ「クーちゃんだけで足りるとは思うんだけどね?___やっちゃって、アルジュナ」

「なっ…」

ジェ「アルジュナ、だと…!」

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作者名:アクエリアス | 作成日時:2023年11月14日 12時

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