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忠誠:5 ページ5

モ「今更だけどよ…良かったのか?話して」

「良かったの。カルデアとの通信にも妨害かけたから、話が筒抜けてもいないはずよ」

モ「そいつは…良くねえだろ」

「まあね。でもこのくらいは許してくれるわよ……戻ろう。そろそろ休まないと、明日に響く」

モ「おう。あいつらの事は心配しなくていいぜ、必ず守る」

「うん。信じてるよ」




風「あの…これは良くないのでは」


近くに身を潜めながら、二人の会話に耳をそば立てていたサーヴァントの中で小太郎が不意に良心の話を持ち出す


織「別にええじゃろ」

へ「そうそう。マスターも気付いてるみたいだしな」


それが良くないのでは。と小太郎は口元をへの字にするが、故意ではないとはいえ、自分が主人の過去の夢を勝手に見ているのでそれ以上は何も言えなかった


ーーー


「それじゃ…武運を祈ってる」


翌朝。立香たちはアルカトラズ島へ、私たちは東部へと出発する


立「うん…かぐちゃん、気を付けてね」

「ええ、またね__二人のこと、頼んだわよ」

モ「おう、ヘマすんなよマスター!」

「がんばる」

ヘ「何かある前に呼んでくださいよ。具体的にはディルムッドに遭遇した時とかな」

織「キチンと見張れよ風魔の」

風「皆様もご武運を。主殿のことは僕にお任せください」

「私は幼児か何かだと思われてるの?」


立香たちと別れ荒野に出て、一同の空気がどこか張り詰める
死にに行くのではない、と皆言葉では言うが為すべき事の大きさはよく分かっている。だからこそ

神楽坂…このマスターだけは守り抜かねばならないと、英霊たちは思うのだ


「…私だけは生かして帰そう、なんて野暮な事は考えないでね」

ビ「そうは言ってもねマスター」

「…私、貴方のマスターになったかしら…?」

ビ「僕はそのつもりだよ」


あまりに自然で神楽坂が一人戸惑う
なんで懐いたんだ、このアウトロー…


「…とにかく。自分の身は、自分で守れるわ。小太郎も見張ってるしね…私を気遣って暗殺が半端に終わるなんて本末転倒よ。全力で当たって。私は、私の為すべきことをするためについて来たんだから」


_ワシントンにて、ロビンフッドの『顔のない王』で偵察を済ませる。勿論、小太郎にも仕事を与えた。アサシンなのだから、ここで役に立ってもらわなければ

どうやら、これからパレードが行われるらしい。ならばそこで一番目立つ場所にいるサーヴァントを狙おう、とジェロニモが提案し神楽坂も頷く

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作者名:アクエリアス | 作成日時:2023年11月14日 12時

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