御旗:1 ページ16
エジソンに真正面から再度付き合う立香たちを他所に、神楽坂はただひたすらその成り行きを見守りながらカルナを相手取るに徹した
カ「凄まじい気迫だ、カルデアのもう一人のマスター」
「ありがとう。でもしたいのは殺し合いじゃないから、加減はしてちょうだい」
モ「おら!余所見すんじゃねえよ!!」
「…殺し合い、じゃないよね?」
織「いやわしのこと見られても困るし。貴様が止めず誰が止めれると思っとるんじゃ…」
そうこうしているうちに、ナイチンゲールがエジソンの説得、もとい治療を終える
ここから先はケルト軍との、全力を用いた総力戦になるだろう
モ「北か南か…とーぜん、南に着くんだろ?マスター」
神楽坂はモードレッドの問いにすぐには答えず黙する
モ「おいどうしたマスター?」
どこでもない場所を見つめる瞳は、深く思考を巡らせる者のそれだ。首を傾げ眉を寄せるモードレッドが見つめていることも気に留めず……やがて神楽坂は徐に立ち上がった
「………ロマニ、聞いてる?」
ロ「「__はーい?呼んだかい、神楽坂」」
「(…呑気ね)南北の配備について個人的に相談させて」
ロ「「え、ああうん…聞かせてくれるかい?」」
「私がクー・フーリンを倒そうとしてるのは、聞いてるわね?」
少し戸惑いながら肯定が返る。無論見られていることくらい知っているのに、なにを吃っているんだか
ロ「「う、うん聞いてる、よ?……だから君も南の軍に…」」
「いいえ__私は一先ず北に入るわ」
モ「ハァ!?」
ロ「「…理由を聞いても?」」
「大した理由はないけど……ただ、嫌な予感がするだけよ。守りを固める…これで盤石でしょう?」
ヘ「間違っちゃいませんが、いーのかい?それで」
「なにも、ずっと守りに徹するつもりはないわ。最終決戦には間に合わせる…立香にも伝えておいて」
ロ「「……分かったよ。こちらでも協議はする。まあでも、君が北に残ってくれるなら正直有難いよ」」
ロマニとの会話を終え、神楽坂はどこかへ向かう。英霊たちはそれに倣い、その後について行く
織「…で、どうするんじゃ」
「とりあえず、信長とヘクトールはエジソンに部隊を任せてもらえるか交渉しましょう。まあ、こっちには防衛戦のプロがいるから、喜ばれるはずよ」
ヘ「ここまできたらとことん付き合いますよ」
「小太郎はロビンフッドと連携してできる限り敵軍を減らして」
風「ロビンフッド殿ほどお役に立てるか分かりませんが、お任せを」
47人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:アクエリアス | 作成日時:2023年11月14日 12時