FGO/GreenSparkle 5 (ページ12)

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忠誠:12 ページ12

モ「＿テメェにアイツの首は、やらねえよ…！！」

ヘクトールと信長が神楽坂によってワシントンに喚ばれたあと＿＿アルカトラズ島から撤退する立香たちの前に現れたディルムッドとフィンを、モードレッド達は相手取っていた

モードレッドのクラレントがその霊核を捉え、ディルムッドは飛沫を散らす

＿＿それを、カルデアの管制室で見届けるサーヴァント達がいた

ク「おー、容赦ねえな」

エ「ドクター、コーヒーだ」

ロ「あ、ああ。ありがとう」

身内に斬りつけられ消滅していく己では無い己を見て、ディルムッドは胸を撫で下ろしている

エ「…複雑ではないかね？」

ディ「いえ…モードレッドには感謝しています。もし再び俺がマスターに刃を向けるようなことがあればマスターの許可を待たずレイシフトしていました」

ロ「いや許可しないよ？？」

真面目な顔で胸の前で拳を握るディルムッドだが、聞こえていたロマニから当然の指摘が飛ぶ。無理だって

ディ「しかし我らが主人は些か…本当に……無茶をしすぎるな」

ア「はは。まさにブレーキのない機関車の如く…だな」

ディ「アンデルセン殿」

白衣を纏った小さな童話作家は管制室の片隅のモニター画面へ向かう。先ほどからバタバタの神楽坂をモニターしているデスクだ

「マスター神楽坂ワシントンを離脱！敵サーヴァント、アルジュナの追撃を受けています！」

エ「ヘクトールが居ないようだが…」

「ヘクトールはワシントンにて殿を務めているので…霊基情報を見る限り活動はしていますが」

ア「相手が敵の首魁であれば骨が折れるだろうな」

モ「「おい！マスターの方はどうなってる！」」

このタイミングでアルカトラズ島を離脱し落ち着いた立香の陣営から、報告の間にモードレッドの問いが挟まる

ア「マスターは現在敵サーヴァントから絶賛追われているところだ」

ディ(教えるのか…しかも嘘偽りなく…絶対行くって言い出す)

モ「「チッ…おい座標教えろ！オレが…っ」」

そらみたことか

ロ「それは推奨しかねる…君はマスター不在の状況でかなりの魔力を消費したし、今から向かったって、行ってまず神楽坂から魔力を補給しなければサーヴァント戦なんて無理だろう」

ラ「「ならば余が」」

ロ「それもダメ！」

…なんて言い合いながら、間もなく影の国女王乱入により神楽坂たちは無事撤退していくのだった