忠誠:1 ページ1
今後の作戦について協議した結果。首都ワシントンに忍び込み聖杯の所有者を暗殺
一方でラーマの回復も同時進行するとのことだ
「なら、私は暗殺に加わるわ」
ジェ「いや、暗殺任務は危険度が高く失敗する確率も高い。下手を打てば全滅も有り得る」
「だから私が行くのよ」
マ「ですが…」
さも当然のように、神楽坂は意向を変える様子はない
ジェ「…神楽坂、気持ちはありがたい。だが君が使役するサーヴァントは四騎だ、この所帯では暗殺に向かないだろう」
ジェロニモはどうにか彼女をラーマ治療の部隊に送り出そうとする。その意図は明白で、彼女を案じるものだ
しかしそれを理解した上で、神楽坂は何でもないように提案する
「なら私の戦力も分断しましょう。アサシンの小太郎意外を立香の陣営に付ける…そうすれば「ハァ!?んなこと認められるか!」
突拍子のない案にモードレッドが立ち上がって乱暴な音を立てる。まあ言うとは思ったけど…ていうか、皆納得してないな
モ「オレ達はお前のサーヴァントだぞ!マスターのそばを手薄にできるか‼︎せめてヘクトールは残せ‼︎」
「ジェロニモ達もいる。ナイチンゲールを最前線に立たせるわけにはいかない。ノッブはアーチャー、単独行動のスキルがある。ヘクトールは守りについてこれ以上ない人選のはずよ、モードレッドだって…」
モ「だからこそコイツはテメェのそばに置けっつってんだろ!」
「いざとなれば私にはもう二騎の召喚枠がある」
モ「今日どんだけ消耗したと思ってやがんだテメェは!」
へ「オジサンにそこまで期待されても困るねぇ」
織「貴様、さっきのやる気はどうしたんじゃ」
「なにもずっと付き添えなんて言ってない。三人には途中まで、立香達の護衛をしてもらう」
立「途中まで…?」
引っかかる言葉を聞き返した立香に、神楽坂は手の甲を掲げてみせた
「敵の懐に潜り込めたら、私の令呪で三人…もしくは二人をワシントンに喚ぶ。それなら身軽に首都へ潜入できる上、戦力も申し分ないはずよ」
大胆な発想に、一同は呆気に取られる
ビ「まあ、悪くないんじゃない?」
モ「悪くねえが良くはねえよ」
「モードレッド。勘違いをしないで。私は死ぬつもりなんて一ミリもないわよ」
モ「そんな心配はしてねぇ!!」
「じゃあ何」
モ「何、じゃねえ!」
モードレッドには分かっている。神楽坂の提案は理に叶っている…そんな事は、騎士である自分の方がこのマスターより理解している。だが…
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作者名:アクエリアス | 作成日時:2023年11月14日 12時