酒盛:9 ページ9
「疲れた〜！」
ロ「マジでな…」
レイシフトを終えた神楽坂が疲労を声に出す。ロビンも眉を寄せてそれに同意した
ロ「お疲れさま。いやあ助かったよ！明日に備えて今日はもう休んでくれ」
「そうさせてもらうわ。ロマニも根を詰めるのも程々にね」
ひらひらと手を振って管制室を出ようとした神楽坂を、一人のスタッフが呼び止める
「神楽坂…あの、今日なんですが」
「うん？」
ーーー
管制室を早足に出た神楽坂は、ロビンを連れたまま(勝手について来ているとも言う)その姿を探した
ロ「やっぱ無理だったんじゃねぇの？」
「本人から聞く前に決断しないで。勝手に問い詰めたりしないでよ」
ロ「…」
「返事」
ロ「へーへー」
自室にはおらず、少し見て回ってもその姿は見当たらない…神楽坂は足を止め、諦めたように虚空へ声をかける
「小太郎。いる？」
風「は。ここに」
「ジャンヌ、どこにいるか分かる？」
風「それが…」
ジャンヌと同じく今日のレイシフトで留守番だった小太郎の返答を聞き、神楽坂は足の向きを変える。
"＿それが、少し前からシミュレーターに入り浸っておりまして…先日の魔神柱との戦闘を模したものを繰り返し行なっているようです"
辿り着いたシミュレーター室の前には、アンデルセン立っていた。こちらに気付くと、やっと来たかと肩をすくめて壁から背を離す
「止めなかったの？」
ア「俺の仕事とは思えんな」
「んん…まあ、否定はしないよ。ところで昼間の事って何か知ってる？」
ア「本人の口から聞け。俺は部屋に戻る」
知ってるけど答える気はない。ということらしい
「そう。わかった」
ロ「オタクまじで何してたんです？？」
ア「ネタ集めだな」
ロ「え〜…？」
もうちょっと人の心のある答えを期待していたのか、ロビンが呆れを混ぜて気の抜けた返しをする
それを横目に見ながら、シミュレーターの扉を開いて踏み入った
ジャ「＿＿
一歩入った途端。正面からぶわっと、触れた箇所を焦がすような熱気と火の粉が襲ってきて…シミュレーターである事も忘れてロビンが前に立つ
同時に聞こえてきたのは、金切り声に近い彼女の吼える音
シミュレーターで、こんな風にボロボロになるまで自分を追い詰めて…己を燃やすことも躊躇わずに…あの時の光景を打ち砕こうと足掻いている
「＿ジャンヌ」
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アクエリアス(プロフ) - あきさん» あきさんコメントありがとうございます^ ^更新久々になってしまって申し訳ないです…またぼちぼち頑張っていくので、楽しんでいただけたら幸いです！ (5月9日 8時) (
レス) id: 865042e502 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - 続編おめでとうございます。楽しみにしていたのでお知らせが来た時めちゃくちゃ嬉しかったです。応援しています、更新頑張ってください。 (5月9日 0時) (レス) @page2 id: e5aed7d47b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アクエリアス | 作成日時：2023年5月8日 23時
