酒盛:7 ページ7
立「なんとなく…あなたはかぐちゃんの言葉を守るかな、って」
ジャ「生温いのですね……まあでも、そうですね。"あなたのサーヴァントは"油断していないようですし、良いんじゃないですか」
背中にいくつも、ビリビリと殺気にも似た視線を感じる。このマスターのサーヴァント達の視線でしょう
立「…それで…私に何か用事、だったり？」
ジャ「……いいえ。何でもありません」
そうよ。何でもない。
ていうか私、こんな小娘に何を言おうとしたのかしら…敵であった者達に頼み事をしようなんて……堕ちたものですね。まあ元々堕ち切っているので、これ以上落ちてもどのみち行き先は地獄しかないのですが
立「…そう？……じゃあ、私行くね？」
小首を傾げながら管制室へ向かう背中を見送って、気付けば「ねえ」と声をかけていた。少女はすぐ振り返り、私の言葉の続きを待つ
ジャ「貴女は、随分と私のマスターに気を許しているようですが…こんな魔女と契約して、本当は貴女達の寝首でもかく準備をしているのではと、内心怯えているのでは？」
藪から棒に。といった風に、少女は琥珀の瞳を瞬く…
立「かぐちゃんは、仲間だよ。カルデアを裏切るような事はしない…と思う」
言い切りながらそう付け加えて質問に答える
立「私はかぐちゃんを信じてる」
ジャ「…っふ…はは…あはははは！」
ある意味で予想通りの、けれど不快な言葉に私は笑いを禁じ得ない…そう、そうですか
ジャ「信じる…そうですか！ふふふ！＿＿虫唾が走りますね。信じること…それは、私にとって邪悪なことです…貴女のその目も何もかもが、気に入らない。いっそこの場で抉ってしまおうかしら…その目玉」
何がおかしいのかと真っ直ぐにこちらを見る目に嫌悪を隠すこともなく顔に出して、吐き捨てるように残虐な言葉も並べる
その言葉を聞いてか、サーヴァントが二騎…いや、三騎でてくる。そりゃそうよね
立「…何が言いたいの」
本当だったら、剣を突きつけて反応を見たいところですが…生憎、気が乗らない。マスターの耳に入れば叱られるでしょうし、彼女の立場もより悪くなる
………ちょっと待ってよ。なんでそうなるの。私にはそんなこと関係ないでしょう！？
ああッ…！いいえ。わかっている…分かっています、嗚呼…嗚呼！！もう！！！
ジャ「……どうして私が、こんなことっ…」
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アクエリアス(プロフ) - あきさん» あきさんコメントありがとうございます^ ^更新久々になってしまって申し訳ないです…またぼちぼち頑張っていくので、楽しんでいただけたら幸いです！ (5月9日 8時) (
レス) id: 865042e502 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - 続編おめでとうございます。楽しみにしていたのでお知らせが来た時めちゃくちゃ嬉しかったです。応援しています、更新頑張ってください。 (5月9日 0時) (レス) @page2 id: e5aed7d47b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アクエリアス | 作成日時：2023年5月8日 23時
