対面:7 ページ48
相手の反応を見て、すかさずヘクトールが問いかける。今にも噛みつきそうなモードレッドの前にドゥリンダナを置き、飛び出すのを抑えながら…
ディ「引かせてもらおう。次に相見える時が決戦となるだろうな」
ヘ「こちらとしちゃ、もうやりたくないんだけどなぁ」
突然へらりとするヘクトールの言葉を最後に、ディルムッドは引いて行った
ヘ「逃がして良かったかい？マスター」
モ「逃がしてから言うか！？」
「……うん、助かった。正直、そろそろガス欠」
情けなくも弱々しい声で応対する。その声を聞いたモードレッドが私を振り返った…ごめんね情けないおばさんで
モ「悪いなマスター。とばし過ぎたか」
意外にも、モードレッドは私に駆け寄って支える為に手を伸ばした。続いて滴り落ちた鼻血が理由だと気付いた…伸ばされた手に支えられるべく腕を伸ばして預ける。鼻元を雑に拭うと、小太郎が横から水を差し出してくれた
「ありがと、小太郎」
鼻で呼吸がし辛くなって自然と息が上がる
「…街に行こう。立香たちが待ってる」
「「マスター神楽坂、バイタルが乱れてますのであまり無理せず」」
「ご忠告どうも」
「「マスター藤丸達はこれより霊脈へ移動を開始します。少し遅れて合流なさっては」」
…戦闘は、これから加速し苛烈になるだろう
「…小太郎」
風「承知」
一言だけで頷いた小太郎が霊体化し、立香達と合流すべく移動する。後方支援に徹していた信長をそばに置き、二人には霊体化してもらった
「面目ない」
織「仕方ないじゃろ…おい、出迎えが来おったぞ」
顔を上げると、ビリー・ザ・キッドがヒラヒラと手を振っている
ビ「要らないと思うけど、案内役と護衛を任されてきたよ」
織「要らんな」
「ありがとう…そろそろ行きましょうか」
ビ「あ、僕のことはサンダーって呼んでくれたらいいから…向こうの彼はグリーンって呼んだらいいよ。僕もそう呼んでる」
「……そうなの。考えておくわ」
道中、他愛ない話をしながらこちらを伺うビリーの言葉をひたすら待つ
…神楽坂が質問を待っていることに気付いたのか、彼はすんなり口を開いた
ビ「君は別のグリーンのマスターなんだってね」
「ええ」
ビ「なら、僕ともぜひ仲良くしてほしいな」
「？…それは、こちらこそ……それだけ？」
ビ「ああ、それだけさ」
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アクエリアス(プロフ) - あきさん» あきさんコメントありがとうございます^ ^更新久々になってしまって申し訳ないです…またぼちぼち頑張っていくので、楽しんでいただけたら幸いです！ (5月9日 8時) (
レス) id: 865042e502 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - 続編おめでとうございます。楽しみにしていたのでお知らせが来た時めちゃくちゃ嬉しかったです。応援しています、更新頑張ってください。 (5月9日 0時) (レス) @page2 id: e5aed7d47b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アクエリアス | 作成日時：2023年5月8日 23時
