暗雲:10 ページ25
武士…武士でアサシン…？岡田以蔵とか？
「剣を使う弓兵みたいなわけの分からない事を言わないで」
ク「そいつは、普通にエミヤの事じゃねえか？」
「んん゛…とりあえず二人の加勢に行きましょう」
ク「先に行くぜ！」
「お願い！」
ランサーの後を追って走り出す。いざという時は、迷わずカルデアから増援を召喚しないと…
考えながら走っていくと、ランサーとロビン、そして件のアサシンらしい姿を見つけた
「ロビン！」
名を呼んだ直後、私は足を止めた
次の瞬間＿＿ロビンがこちらに、ボウガンを向けた
ーーー
＿＿＿互いの剣がぶつかる音。なかなか粘る…だが
モ「調子に…乗るな！！」
決着は存外呆気なく…モードレッドは剣を下ろす
モ「オレに当たるとは運が悪かったな…マスター追うか。意外と危なっかしい……！？」
倒したはずの狂戦士の殺気を感じ振り返る。モードレッドは驚きながらも後ずさるのではなく、寧ろ舌を打ち魔力を解放しながら向かってくる相手に突っ込んだ
モ「＿っくたばり、やがれ！！」
林の中で赤雷が弾けた
モ「…こいつ、(戦闘続行系統のスキル…まさか全員が使えたりしねえよな)＿＿＿チッ！」
地面を強く踏み込み、モードレッドは駆け出す
モ「マスター！聞こえるか！？」
(モードレッド…？聞こえてるわ)
油断するな！モードレッドは切羽詰まった声で主人へ言葉を投げる…魔力の気配はすぐそこ…念話と重ねて、視界に入った背中に向かって叫んだ
モ「コイツらは、一度じゃ倒し切れねえ！！」
＿神楽坂の背中に突如、斧が迫った。それと同時にロビンとアサシンの背後で、倒れていた狂戦士が動いた。
ほんの一瞬。サーヴァントからみても短過ぎる時間だった
この時、ロビンは目の前で主人に迫る斧を見つめながらも、背後の気配に気付いていた。その殺気が自分に向いている事も
迷いなどなかった。斧の後方でそれを放った狂戦士はきっとクー・フーリンか今叫んだモードレッドが仕留める
やることは決まっていた。ほんの僅かの迷いもなかった
ロビンがボウガンを向けたことに、神楽坂が驚くのが見えた。いや…背後の狂戦士に驚いているのかもしれない
そんな事を考える暇もなく…ロビンは弓を射った。主人の顔の横を過ぎた二発の矢は、すぐそこに迫っていた斧とぶつかり高い音を立てる。
神楽坂は音に驚いて自分の頭を庇うように前屈みに体を折った。
＿＿＿それを見届けたロビンの体に、ずどん…と嫌な感覚が走った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 57人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アクエリアス(プロフ) - あきさん» あきさんコメントありがとうございます^ ^更新久々になってしまって申し訳ないです…またぼちぼち頑張っていくので、楽しんでいただけたら幸いです！ (5月9日 8時) (
レス) id: 865042e502 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - 続編おめでとうございます。楽しみにしていたのでお知らせが来た時めちゃくちゃ嬉しかったです。応援しています、更新頑張ってください。 (5月9日 0時) (レス) @page2 id: e5aed7d47b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アクエリアス | 作成日時：2023年5月8日 23時
