酒盛:2 ページ2
風「我が主、よろしければお注ぎしても？」
「ありがとう。私に構わず好きに食べてて良いわよ。そうしないとアレらに全部取られそう…小太郎は？注ごうか？」
風「光栄です。いただきます」
二人の目を盗んで寄ってきた小太郎がお酌をしてくれる。そんな事に
織「ずっと思っておったがそなた、いい匂いがするよな。ちと食んで良いか？」
すん、と鼻を鳴らした信長がずいっと顔を寄せてくる。食むって…
するりと腕を取られ撫でられる。その様に見入っていると、信長が手首に顔を寄せた…あ
「い゛」
ロ「っ＿！」
ぶつりと音を立てて皮膚を食い破られる。滲んだ血が、彼女の唇に、舌に紅を塗り…口の中に収まる…少女の姿にそぐわない、妖艶な瞳と仕草に体が熱くなって血を流した部分がじわじわと痛みを訴えた
織「これは…またクセになりそうな」
「ちょ…」
モ「あー！お前、狡りぃぞ！！」
固まる男達を意にも介さず、モードレッドが空気を破って信長越しに声を上げる
織「なんじゃ貴様も欲しいのか？」
勝手に人の腕を譲って、信長は酒を注ぎ直す。その時、じわりじわりと滲んでいた血が滴り落ちそうになる
モ「おっと、勿体ねえ」
モードレッドはそれを見逃さず舌で拾って、ぺろりと口内へ運ぶ
モ「美味いな、お前」
ケラケラ笑うモードレッドの背後でカシャンと音がする
モ「＿＿そうカッカすんなよ。酒の席だぜ」
ちらりと視線だけを向けるモードレッドに緊張感はない。モードレッド越しに見る、己のサーヴァントの形相があまりにアレで、神楽坂は声をかけるべきかちょっと迷った
ロ「誰に許可得て牙立てやがったんです」
モ「そりゃマスターだろ？」
ロ「許可が降りたようには聞こえなかったぜ？…騎士サマってのは、もう少し行儀のいい奴らだと思ってたんですが…」
織「わし武将じゃし」
風「信長殿は黙っててください」
すんごいキレてる…
「…私、なんか言った方がいいと思う？」
ア「俺に聞くな。放っておけ」
モ「テメェこそなんだ？騎士気取りもいいとこじゃねーか」
ロ「オレが何かはどーでもいいでしょ？…野郎だろうと女だろうと、許せる事と許せねぇ事ってモンがあんだろ」
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アクエリアス(プロフ) - あきさん» あきさんコメントありがとうございます^ ^更新久々になってしまって申し訳ないです…またぼちぼち頑張っていくので、楽しんでいただけたら幸いです！ (5月9日 8時) (
レス) id: 865042e502 (このIDを非表示/違反報告)
あき(プロフ) - 続編おめでとうございます。楽しみにしていたのでお知らせが来た時めちゃくちゃ嬉しかったです。応援しています、更新頑張ってください。 (5月9日 0時) (レス) @page2 id: e5aed7d47b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アクエリアス | 作成日時：2023年5月8日 23時
