Prologue ページ1
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「_______君の力を貸して欲しい」
時計塔、夕暮れ時のある廊下
男は目の前から歩いて来た女に声を掛けた
声を掛けられた女は足を止め、少し辺りの様子を伺って口を開いた
その2人以外、いまこの場所には居なかった
「…声をかける相手を間違えているわよ、天体科のロード殿」
口元は照らされているが、女の表情には影が落ちて伺えない
「_____何故そう思う?」
「私は貴方が声をかけるような相手ではないし、私には貴方に手を貸すほどの力はないわ
予定があるので、これで失礼」
女は止めた足を進め、男とすれ違う。すれ違いざま、男が何かを呟くように告げる
その声は女に聞こえたようで、女はその深い青の瞳を見開いた後…再びピタリと足を止めた
思い出したように2.3歩前へ進み、首だけを男へ向ける
「……それが何か?」
取り繕うように、そう返した
「____君は、詳しいだろう?」
「何故?」
「____もう一度言う。君の力を貸して欲しい」
男を見つめ、沈黙を続ける女は
軈て笑みを浮かべて歩を進めた……そして止まる事なく口を開く
「_______気が向いたらね」
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アクエリアス(プロフ) - シディアさん» コメントの返信が遅くなり、大変申し訳ございません。ロビン、尊いですよね…わかります。コメントありがとうございます(*´∇`*) (2022年6月13日 16時) (レス) id: 865042e502 (このIDを非表示/違反報告)
シディア - う、、、、ロビン、、、、くそ尊い、、、アァァァァ!!!!!!、、、、、、、、、、、、、、、、、、更新頑張ってください。 (2021年9月23日 2時) (レス) @page34 id: 939d5c7779 (このIDを非表示/違反報告)
アクエリアス(プロフ) - KKさん» ありがとうございます!!!! (2021年9月11日 15時) (レス) id: 865042e502 (このIDを非表示/違反報告)
KK - めちゃくちゃ大好きです…! (2021年8月24日 5時) (レス) id: 242033c082 (このIDを非表示/違反報告)
アクエリアス(プロフ) - 9t9さん» 前作含め、お読み頂きありがとうございます!!感動して頂けて感激です(//∇//)アンデルセンとロビン…語ってほしいですね。わかります…更新が化石化して申し訳ないです(汗! (2021年3月28日 23時) (レス) id: 865042e502 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アクエリアス | 作成日時:2019年10月7日 1時