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“ これからもずっと ”
ねぇ、どんな顔してその言葉言ってるの？
n 「....なに？」
「こっち見て、ちゃんと」
n 「..............」
海の見えるカフェの窓際で、隣に座る翔太くんの体を俺の方に向けると分かりやすく俯いてしまった
「ねぇ、翔太くん」
そっと顎のラインに手を添えて
透き通った顔を上げるように誘うと
照れて赤らんだ頬と潤んだ瞳がこちらを向いた
n 「.....恥っず、」
「そんな可愛い顔して、こんなとこで誘わないで」
n 「何言ってんだ、ばーか！」
「んふふっ、かわいい」
n 「.......もう言わなくていいっ、」
そう言って辺りをキョロキョロしてるのは、俺たち以外にも当たり前にお客さんがいて、
その人たちに見られちゃうって思ってるから
俺にはこんなに可愛い恋人がいるんだって見せつけてしまいたいぐらいだけど、その気持ちは抑え込んで。
今は大好きな人が隣で笑ってくれる幸せを噛みしめた
「.......ねぇ、翔太くん」
n 「ん？」
「ここからの景色、どう？」
n 「海がね、キラキラしてる。すっげえ綺麗」
「ふふっ、ちゃんと探しといて良かった〜」
n 「....目黒は、どう？」
「.......すっごく、キレイだよ」
少しだけ翔太くんを見つめたあと、
この目では見ることができない大きな窓ガラスの先をぼんやりと眺めた
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作者名：まる | 作成日時：2023年1月29日 11時
