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s 「いやぁ、サークルに目黒くんがいたら安泰間違いないんだけどなぁ....！」
n 「佐久間、だからそれは....」
「ははっ、俺ダンスしたことないからなぁ笑」
r 「見に来るだけ、ね？いいでしょ？」
「.......考えとくよ笑」
隣でため息をつく翔太くんの背中を軽く撫でて、
“ 飲み物買いに行こう？ ” と声を掛けて体育館を出た
彼なりに色々考えてくれてるんだってことは、言われなくても分かるのに
その考えに対する、俺自身の気持ちがまだ分からない
「.......そろそろ言わないとなぁ」
n 「そんなの目黒のタイミングでいいんだよ、焦んなくても。ゆっくりでいいし....」
「先週の検査でもやっぱり悪くなっちゃってたし、そろそろ限界かもなって思って」
n 「....そっか」
まだ見える自分でいたい気持ちと、
もう見えないことを隠したくない気持ちが半々で
どっちの自分の気持ちも、今は大切にしたいから。
「3年生になったらゼミも翔太くんと一緒だし.....もう少し甘えちゃってもいい？」
n 「俺は目黒が決めたことを応援したいから、だから、目黒のタイミングでいい」
「ほんと、世話妬けちゃう恋人でごめんね 笑」
n 「.......そんなの、お互い様だし....いまさら、」
「んふふ、たしかに笑」
少しだけ照れたように下を向く彼の腕に軽く触れたまま
購買へと足を進めた
自分の気持ちに上手く整理がつけられるまで
もう少しだけ、欲張ちゃってもいいかな、、、
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作者名：まる | 作成日時：2022年12月3日 22時
