TouchⅡ- 2【mmnb】 (ページ14)

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突然後ろから抱きしめられて耳元でそう呟かれる

包丁を持つ右手を上から握られて、、、

「ちょっ、危ないから....」

m「大丈夫、いつも一人でしてるから」

「そういうことじゃなくて、」

m「.....ほら、これぐらいじゃない？」

気が付いたときには鶏肉が一口サイズに切られていた

してやられた感が半端ねぇ

m「これぐらいに切っ....っと！」

「ふはっ、やっぱここクッション貼って正解だな」

m「実は台所立つ度にぶつかってるの笑」

「身長縮めた方がいいんじゃねぇの？」

m「やだよ、今の身長が翔太くんを抱きしめるにはベストなんだから」

「なんだその理由....」

m「翔太くんも俺に抱きしめられるの好きでしょ？」

得意気な顔をして俺の顔を覗き込む男

今日が誕生日じゃなきゃ跳ね除けてたわ

「.......好き、だけど」

m「んふふ、今日を翔太くんと一緒に過ごせて幸せ」

「去年も一緒だったろ、」

m「毎年幸せなの、来年も予定空けといて？」

「....それは来年言って、」

目黒はマカロニサラダを、

俺は目黒の好きなチーズグラタンを作りながら

“ 小さな幸せ ” を噛みしめた

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