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紫「…は？」
優「諦めてなんかない…
あの日、約束したから」
紫「………」
彼は掴んでいた俺の胸ぐらから、ゆっくりと手を離した。
優「確かに俺は、あの時逃げた…
今でも後悔してる…
でもやっぱり諦め切れないんだよ。
絶対迎えに行くって"約束"したから」
紫「………」
優「勝手なのは分かってる…でも」
紫「はは…何だよそれ…ずるいだろ…」
彼は初めて俺から目を逸らし、力なく笑った。
優「…ずるい、よね…」
紫「ずるいだろ…そんなの…」
頭を抱え込む様にしゃがみ一筋の涙が、彼の頬を伝った。
.
紫「行けよ」
優「え…？」
紫「行けよ、Aの所に…」
優「…平野くん…」
彼は流れた涙を拭い、立ち上がって
俺の顔を見て言った。
紫「Aが、ずっと待ってる」
その言葉を聞いた瞬間、俺は地面を蹴る様に
その場から走り出した。
Aの所へ
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mai(プロフ) - みよさん» コメントありがとうございます！！そう言って頂けて凄く嬉しいです♪頑張れます(;_;)ありがとうございます♪ (2020年7月7日 15時) (
レス) id: 7507fffa32 (このIDを非表示/違反報告)
みよ(プロフ) - 終わり方凄い感動しました！とっても読み応えあって面白かったです!!! (2020年7月5日 1時) (レス) id: 9238d6c588 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mai | 作成日時：2020年6月14日 15時
