歌い手系カフェ店員と声優さん

8杯 ページ9

浅沼さんが初めて来店してから1ヶ月

本当に常連さんになってくれて週に2回ほど来てくれてる

初めて来店された3日後の2回目の来店で
話しかけられ

お互いに自己紹介をした

「そ〜言えば自己紹介まだだったね？
俺ほんとに常連になるから覚えておいて？」

と言う浅沼さんの話から入り

「俺、浅沼晋太郎っていいます！」


『間違ってたらすみません、


声優さんですよね？』
　
「え？」

なんで知ってるの？とでも言いたいような
顔をしている

『3日前に初めて来店されたときに、、、お顔が見えて、注文と会計の声が浅沼さんだったので』

「あ！そーなの？
なーんだ、もっと早く言ってよ〜
俺のこと知ってくれてんの？めっちゃ嬉しい！」

あ、え、そんな気にしてない？？

『私唐沢Aって言います！
一時期声優さんに憧れを抱いてた時期がありまして』

「へぇ！そうなんだ！なんで？？」

『それ聞きますー？長くなりますよ？』

「いいよいいよ！！」

なぜか浅沼さんにはペラペラど自分のことを
話してしまった

劇団ひまわりに長い間所属していて演技が好きだったこと

劇団ひまわりにいた経験を活かし演劇部で部長になり全国大会に出場したこと



歌い手のこと、ライブのこと


『こんな感じです』

「もしかして俺めっちゃすごい人と知り合っちゃった？？？
ブルバのフォロワー数200万人超え？」

『大したことじゃないですよ、そんな
浅沼さんに比べれば、、ほんとにずっと大好きだったのでこんなに良くしていただいて本当に感謝感激です』

「情報量多くて脳が全然処理できてない」

テンパってる浅沼さんの顔面も素敵です

ごめんなさい

「てか、歌い手なんだよね？？歌聴きたい！」

『無理です無理です！！浅沼さんに、聴かせられるほどいい声じゃないです！！！』

「えー、、じゃあなんて名前で活動してるか教えて？Aちゃんは俺の活動知ってるのに俺はAちゃんのこと知らないって不公平じゃない？？」

『た、、たしかに、聴くのはいいですけど私の前で聴かないでください恥ずかしいので』

顔が赤くなってる気がする

「で？なんて名前？教えて？」

『アイリスです』

「アイリスね！おっけー
家帰ったら聴いてみる！！」

いい笑顔、、、、尊い

『あ、ありがとうございます！！！』

ってことがあった

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