ロマンティックパロディ[渡辺翔太] ページ17
私は渡辺くんが怖い
陽キャだし、うるさいし、陽キャだし
あまり関わることないタイプ
だから、苦手なの
渡「うわ！またお前そんな事したんかよ！
怒られんぞ！」
彼が話している言葉は、全て筒抜けになるくらい
彼の声はよく響く
だからか、彼の周りには、私と違って沢山の人がいる
羨ましい限りだ
「Aー！先生呼んでたよー！」
『あ、まじ？ありがとう！
ちょっと行ってくるわ』
そう言って、彼から目線を背け、ガタッと椅子から立った
彼は、私から妬み嫉みの視線を受けている事に気づいているのだろうか
、、、いいや、私のような陰キャなモブの事なんか、眼中にもないだろう
「これ、クラスまで上げといてくれ」
『、、、はい』
職員室につくと、先生から言われた事に絶句した
確かに私は今日、日番だけど、女子にこんなに運ばせる？
ちょっと先生にイラッとしながら、運びきれないと言えない量の頼まれた資料を手に取った
うん、重い
だけど、ここでか弱いアピールをしていい程、私は可愛くないのだ
そう自分に言い聞かせて、職員室から出ていき、落とさないようにゆっくり歩く
、、、あれ？あの人って、渡辺くん？
そう思って、よくよく見ると、しっかりそこには彼がいて
なんだか朗らかに笑ってる
そう思うと、彼に釘付けになって
どうやら、隣には彼女がいたみたい
そう思いながら、じっと見ていると、彼と視線が交わった
渡「しーっ」
そう言われた気がして、ギュッと口を塞ぐ
、、、やってんな
しっかり非リアの前でキスしやがった
逆に呆然と、口が開く
彼の行動力の凄さには、言うことがない
でも、あの優しそうな笑顔
、、、ちょっといいな、なんて
今の彼女に失礼かな
「ちょっとA？
早く帰ってこないと、授業始まるよ？」
『あ、ごめんごめん』
「んん？あれって、渡辺？
うわぁ、リア充爆発しろぉ！」
そんな事を喋る彼女は、ケタケタ笑っていて、私の気持ちとは相反してるように思えた
私は、あの顔を近くで見てみたい
彼女の言う、所謂リア充に、彼となってみたい
あんな、簡単に自分が落ちると思わなかった
あの顔を見るだけで、自分がこんなに彼から目線を外せないと思わなかった
「A？行くよ？」
『あ、うんうん！
ごめんよ！！』
「もー」
ごめん、友よ
私は、君を裏切って、リア充に恋しちまったみたいだ
この気持ちを消さないように、彼からそっと目線を外した
なんだか、彼に嘲笑われたような気がした
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ルな(プロフ) - 一番最初のシリーズから読ませていただいてます。もう感激です✨なんでこんな神小説見つけるのおそくなっちゃったんだろ .... 佐久間さんのペースでいいので、どうか戻ってきていただきたいなと思います😢ずっと待ってます ‼ そして応援してます !! (2022年8月18日 10時) (
レス) @page27 id: 0c9a247f04 (このIDを非表示/違反報告)
あき - 恋日誌から、読ませて頂いてます！色んなジャンルがあり、毎日読んでも面白いです‼更新待ってます！ (2022年4月7日 17時) (レス) id: 45421e6c59 (このIDを非表示/違反報告)
佐久間さん(プロフ) - コーヒー豆さん» そう言って貰えてすっごく嬉しいです！ありがとうございます！神だなんて言って貰えて幸幸です♡ありがとうございます！ (2022年3月5日 20時) (レス) id: 23029b9da8 (このIDを非表示/違反報告)
コーヒー豆 - ほんとに佐久間さんの作ったお話好きすぎて何回も繰り返して見てます!! 佐久間さんは``神``でやんす！ (2022年2月21日 19時) (レス) id: a7da1e1812 (このIDを非表示/違反報告)
佐久間さん(プロフ) - しおさん» え！？そんな事言って貰っちゃってたんですか！！嬉しすぎてヤバいです泣そう言って頂ける方がいるから頑張れます！ありがとうございます🥰 (2022年1月15日 10時) (レス) id: 23029b9da8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐久間さん | 作成日時：2021年10月26日 20時
