乙ゲーの裏の世界はこうなっている[ヒロアカ] (ページ10)

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小悪魔系キャラは大体闇が深い件についてページ10

緑「本当に今回、僕がピックアップなんだね、」

『上に許可貰ったから安心してください』

緑「いや、そこは信頼してるけど
色々複雑！」

今日は、ピックアップガチャのカードのビジュを決める為の撮影をします

タキシードに身を包んで、いつもよりも仕上がっている彼は、うん、いいと思いますよ

精々、お金稼いでください

あわよくば、この撮影30分くらいで終わらせて

緑「いや、無理だからね？」

『あれ？私なんか言いましたか？』

緑「願望全部ダダ漏れだったよ」

『あらあら』

まぁ、そういう日だってありますよ

知らんけど

「緑谷くん、スタンバイお願いしますー！」

『あ、呼ばれてますよ
行ってらっしゃい』

緑「うわぁ、緊張するー
行ってきます！」

太陽のような笑みで颯爽と走って行った彼は、乙ゲーキャラとして満点です

もう色々アイツらに習わせたいですね

『うわぁ、大胆』

ベットの上でタキシードをはだけさせて色っぽいポーズを決める緑谷くん

仕事に一生懸命でいい子ですねぇ

たまぁにから回ってるけど

「はい！お疲れ様でしたー！」

時計を見たらいつの間にか2時間経っていました

え？もしかして楽屋にあった焼肉弁当私の分とかあったりするかな、なんて考えていたからですか？

これ、職務放棄になりますか？

緑「Aさん！もう戻りますよ？」

濡れた髪の毛をクシャッとしながら、そう伝えてくれる彼に現実に呼び戻されました

というか、最近思うんです

私って、もしかして、乙ゲーの主人公なんですかね？

だって、髪の毛クシャッとか主人公の前以外でやることあります？普通

緑「僕、今日頑張ったから、焼肉弁当2つ食べるね！」

、、、いえ、そんな事なかったみたいです

緑「いや、そもそも焼肉弁当を攻略キャラの前で食べる主人公ってどうなの」

『確かに、頭いいね』

緑「やっぱり管理人変えた方がいいんじゃ、」

『うるさいです
八つ裂きにしますよ』

緑「うん、君に攻略されるとか天地がひっくり返っても嫌かな」

そんな寂しい事言わないでくださいよ

絶対ゆるふわウェーブが似合う、みんなから振り向かれるような主人公になりますよ、多分

緑「もう今の時点で出来てな『シャラップ』

緑「あれ！？焼肉弁当がない！」

『あ、2個いただきました』

緑「いつ！？」

『さっきデクくんが仮眠している最中に』

緑「」