クールな女子の14年間。 (ページ8)

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剣城のもみあげ引っ張って怒られる夢みた。マジ。ページ8

─私は両親を拐った組織の一人だ。─

私は初めて"殺意"を覚えた。怒り、憎しみ…全てがまじり、蹴ろうとしたらもう一人、仲間らしき人が現れ止められる。

「私達と着いてきたら、両親は返そう。」

『………本当に？』

「あぁ。」

私は怪しかったが、男を信じ付いていくことにした。
今思えば馬鹿な行動だ。
五年も経ったのに両親が生きているなんて、確率が低すぎる。

付いていくと国外にいかされ、イタリアに連れていかれた。
日本から離れてしまい、お日さま園の皆心配してるかな、とか呑気なこと考えてた。

「入れ！」

目の前には巨大な建物。怪しげで、何か危ない研究してそうな場所。
私はここに両親がいる！そう信じて中にはいる。中は研究員とかが忙しく行き来している。

それを無視して私は男に付いていく。長い廊下を歩き、ある部屋の前につく。

「雷崎Aをつれて参りました。…………さぁ、はいれ！！」

『………』

私は覚悟を決め、はいる。中はズラリと黒ずくめの男たちが並んでおり、奥にはスーツを身に纏う男が偉そうに座り、私を見下すように見ていた。

？「よくきたな、雷崎A」

『あなた、は……』

震える声で名前を聞く。
私はこの男に四年間という長いときをかけ、縛られるなんて思いもよらなかった。

「私はガルシルド・ベイハン。この組織の創設者とでも言っておこう。」

『ガルシルド、ベイハン………こ、ここに来たんだから約束通りに母さんと父さん返して！！！』

ガルシルドはそれは無理だ、と言って椅子から立ち上がる。

ガルシルド「貴様にはひとつやることをやってもらう。」

『やること…？』

ガルシルド「ある実験の実験台、だ。なぁに、長いものではない。それに雷崎Aにとって素晴らしき実験だ。…………さぁ、どうする？」

ガルシルドの言葉は癪にさわる。が、ここで嫌と言えば最悪殺されてしまう。そう思った私は渋々といった感じでやってやる、といった。

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