クールな女子は時空を超えます。【イナクロ】Part4 (ページ27)

今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:33,726 hit

同じなにか。ページ27

『さっさと、帰しなさいよ！』

ザナーク「素直に返すやろーなんぞいねぇよ」

新撰組屯所の奥、局長の部屋ではザナークとAが口論を繰り広げていた。

部屋の前を通る隊士はこの煩さに驚きを隠せない。

ザナーク「お前をさらった理由、分かってるのか？」

『中世フランスのときのあんたの行動でわかるわよ…自分のものにしようとしても無駄ね。』

ザナーク「ふっ……俺が惚れた女だな、さすが。」

『嬉しくないわね…で、"何を"見計らってるのかしら』

何か、意味深い言葉を放つAに、ザナークはぴくりと眉間を動かす。

やはり、お見通しなのかと思うとザナークは笑いがこみあがってくる。

"面白い。"

ザナーク「特別に教えてやろう。………坂本龍馬はさっき、幕府へ話にいこうとした。だが、案の定門前払いってとこだ。………さぁ、こっからを当ててみろよ。ククッ」

『………沖田総司を利用して、もう一度坂本龍馬を幕府に連れてきてそのまま私たちをも潰そうってとこかしら、歴史改変のために。』

ザナーク「大方、正解だ。回避することは不可能。」

回避不可能か、とAがぼそりと呟いた直後、Aは笑いだす。

とても、自信たっぷりに。

『私たちを潰そうなんて、無理ね。』

ザナーク「根拠が知りてぇな」

『根拠？…もう分かってるんじゃない？白竜、ラル……フィディオ……それに天馬たちがいるのよ？負けるわけ、ないわね。』

０に等しいわ、と付け足す。
Aの挑発的な瞳にザナークはさすが、とにやりと口角をあげる。

ザナーク「………まぁ、これは一度置いておくか。…てめぇから俺と同じ"力"を感じられるのは何でだ。」

『力……？』

ザナーク「あいつらにはねぇ、特別な力を。…俺より過去の人間が持ってるなら、理由を教えろ」

『ま、待って…………力って、まさかあの時の…！？』

Aが思い付いたのは三國志のとき、天馬から教えてもらったこと。

"力の暴走"。

ザナーク「あぁ。だから、何でお前から感じられる」

Aは理解についていけず、硬直してしまうのだった。

→

9/2 追記

最近更新してなくて本当にごめんなさい！
体育祭、数日前ですはい…()
えー、放課後とかはずっと看板制作してここにくる余裕やら体力がないです…(´・ω・`)
指示する側なんで責任者という重すぎる役目ｵﾜﾀ

体育祭終わったらちゃんと更新にきますので！しばらくお待ちください！
ちなみに看板は進撃の巨人描いてたりw