守る覚悟。 ２ ページ9
ラル「ここでひいばあさんが寝てるよ」
フィディオ「…………………」
ラルに案内されたのはAの部屋。
そこに入り、見たのはベッドに横たわり眠っているAだった。
ラルがここに着くまで、話してくれた通りだった。
10年前、出会ったときとそのままの姿になってしまっている。
ラル「何かしらの薬を飲まされてしまったからかもしれない…。これは今起きてることに繋がりがある可能性もある。」
フィディオ「繋がり……？」
俺は眠るAの頭を撫でながらラルの言う"繋がり"に反応する。
ラル「そう、こんな中でその体にさせられたのはプロコトルオメガ……いや、エルドラドの作戦の可能性もある。」
フィディオ「雷門に関わるAが…でも、マモルがやつらに捕まったのを考えると可能性はあるね。」
ラル「うん。…………そこでなんだ。ひいばあさんはきっと………いや、必ず目を覚ますと自分も雷門に協力しにいく。」
フィディオ「雷門に？………彼女の性格なら、あり得るね。」
ラル「そしてプロコトルオメガに勝つには彼女の今の力だけでは足りない。」
力が足りない？
彼女の力は見ればわかる。世界クラスなのに…。
不思議でたまらない。
ラル「確かに世界クラスだ。でも、身に付けなきゃならない………"化身アームド"を」
フィディオ「化身、アームド……？」
初めて聞く名称に戸惑う。
化身はわかる。けど、アームドって……？
ラル「化身アームドは化身を身にまとうこと。それにより化身を発動するだけより更にパワーアップする。」
フィディオ「それを、彼女に……」
ラル「そう。化身を出せる彼女はさらにそれを出来る資格がある。だから、教えなきゃならない。」
フィディオ「まって。俺は化身アームドなんて出来るわけ…それに化身さえも…」
ラル「いいんだ。化身アームドには彼女の基本的な力も求められる。そこでひいじいさんに協力をしてほしい。」
フィディオ「…………いいよ、彼女のためとなるならば。」
ラル「ほんと！？…なら、ゴッドエデンで待っててあげて。俺が連れていくから。」
フィディオ「わかった…」
俺はゴッドエデンで化身アームドの習得に協力をするとともに決めたことがある。
これから起きることは俺は一緒に戦ってあげられない。
その代わりでもいい。
彼女を側で守りたい。
俺はその決意とともにゴッドエデンへ向かった。
Fin
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ノッキー(プロフ) - フィディオ…くだんないことで彼女とケンカすんなよ (2015年4月30日 22時) (
レス) id: 54844b2ac1 (このIDを非表示/違反報告)
天登優雛 - ケンカの理由が…くだらん… (2015年4月1日 12時) (レス) id: fe9855b97f (このIDを非表示/違反報告)
月影姫(プロフ) - コメント遅くなってごめんね、面白かったよ！ありがとう！ (2015年1月18日 9時) (レス) id: 4ad4f39047 (このIDを非表示/違反報告)
アリス - 何をやっているしフィディオ。ケンカの理由がくだらんよ。(￣○￣) (2015年1月18日 1時) (レス) id: 1c8e796d69 (このIDを非表示/違反報告)
まーる(プロフ) - 由佳七助さん» プリン落ち((( お茶目さんですフィディオさん！！！ (2014年10月26日 21時) (レス) id: 7286babe75 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まーる | 作者ホームページ：http://marl102917
作成日時：2014年6月20日 1時
