クールな女子はレジスタンスです。Part4

再決意 ページ10

天馬「Aさん……」


天馬や剣城にはひしひしと痛いほど伝わった。フィフスセクターのことへ対する抑えきれなさそうな怒り。


『だからってわけじゃあないけど、サッカー…取り戻そう。必ず……！』


Aの目は本気で三人ははいっ！と答え、もう一度決意を固めた。


『フィフスセクターのおかげで白竜が可愛げなくなったし！』

天馬「え」

剣城「………ど、どういうことです、か」

白竜「そ、それは……ッ!!!!」


完全に焦る白竜にAはにんまりと笑った。



『昔はね、白竜泣き虫だったのよ？しかもリンチ受けてメソメソと…』

白竜「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ//////!!!!」

剣城「白竜…そんな可愛い過去があったんだな。」


剣城は嫌みたっぷりに可愛いを強調し、口角をあげた。


『しかもー？昔は私のこと「お姉ちゃん！」って言ってヒヨコの如く後ろを付いてきたのに！』

天馬「白竜……………本当？」

白竜「悪いか/////!!!!」

剣城「俺も見たかった…」

『いつからこんな風に………』

剣城「時の流れって恐ろしいですね」

『本当ね……』

白竜「だから止めろぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ////！！！！」



こうして白竜の赤面祭りは終わり、剣城と天馬は満足そうに帰っていった。



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