会いたい ページ8
『ふぅ………』
ぼふん、と部屋に置かれた白いソファーにAは座った。
あの後、雷門に会い伝えること伝えるとすぐに帰ってきた。
イタリアにいるわけにもいかず、日本で一人暮らしなAは寂しいという感情を日々、重ねていっていた。
『フィディオ…今頃、イタリアのプロリーグで頑張ってるのかしら…』
目の前にある薄型テレビの側には写真立てが二つ。少し、古びてきた十年前のものだった。
一つはFFIでイナズマジャパン皆が日本一に輝いた記念写真。
もう１つはフィディオとの。会いたいという思いをできるだけ抑えるために。
Aはスーツの上着をソファーに投げ、寝室へ行った。
『今頃、寝てるかしら…声だけでもいい…………』
ベッドに座り込み、スマホを握りしめた。
ただ、落ち着きたかった。
Aは正直、未だに混乱していた。
私たちがしてきたサッカーはこんな事なんだ、という現実に。
ふと時計を見ると21時前。
外は真っ暗だった。
『………バー行こう、かな』
Aはもう一度ジャケット羽織り、カバンからバイクのキー、財布、スマホをポケットに突っ込み家の鍵を持った。
パンツスタイルのスーツでバー、なんだか仕事帰りのOLっぽくて笑ってしまった。
Aはジャケットの胸ポケットからサングラスを出し、かける。
『…行ってきます』
誰もいない部屋に挨拶するとAは鍵をかけ、マンションのエレベーターで一階へ。
〜バーの中〜
カランカラン、と可愛らしい鐘が入ってきたのをマスターに知らせる。
静かにマスターはいらっしゃいませ、と言う。
『いつもの、ね』
マスター「はい」
マスターは棚から色んな材料を取り出し、カクテルを作りだした。
そのとき、またカランカランと鐘が鳴った。
？「あれ？A…？」
『！ヒロト？』
→
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まーる(プロフ) - ユッカ☆さん» ありがとうございます！！決まってますよっ！Part2あたりで出てると思います (2014年5月18日 22時) (
レス) id: 3a983703bb (このIDを非表示/違反報告)
ユッカ☆ - 最初から読んでます！！すごく面白いです。 もう化身って決まりました？ (2014年5月18日 21時) (レス) id: 042c3de7ef (このIDを非表示/違反報告)
まーる(プロフ) - シークレットさん» ありがとうございます！ (2014年4月15日 16時) (レス) id: 3a983703bb (このIDを非表示/違反報告)
シークレット(プロフ) - 頑張ってください！ (2014年4月13日 22時) (レス) id: 54910e07b9 (このIDを非表示/違反報告)
まーる(プロフ) - 夜白さん» わわっ、ありがとうございます！はい、気合い入れて頑張りますよっ (2014年4月13日 21時) (レス) id: 3a983703bb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まーる | 作成日時：2014年4月6日 18時
