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「違うんだ、A…俺は……」
「大丈夫！私は大丈夫だから……」
腕を前に突き出して少し震えた声で言う。
相変わらず目は合わないままだ。
お互いの吐く息がやけに白く感じた。
「信じてるから…マークの事。だから、大丈夫」
俯かせていた顔を上げれば、今まで以上に悲痛を含んだ弱々しい笑顔が。
一体どこが大丈夫だというのだろうか。
まだ…俺の口から何も伝えられていないのに。
それでも俺を信じているなんて言ってくれる。
目の前の笑顔を見て固まっていると、Aは“行こう”と言って先に歩き出した。
「…待ってくれ！」
小さなその背中を手繰り寄せて抱き締めた。
これ以上、離れないように…強く。
「昨日のキスは…誤解なんだ。俺はA以外の奴に特別な感情なんて、持ったりしない。絶対に。それを…ちゃんと証明してみせる。だから、見ていてくれ」
「マー、ク……」
腕の中でAの体が震えた気がした。
回された俺の腕に彼女の手が触れる。
ただ、何も言わずに。
言葉だけじゃなく、行動で……
俺は昨日の父さんからの言葉を思い出しながら、改めて決意を固めたのだった。
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結川(プロフ) - メイブさん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです(*´-`)はい、頑張りますね！ (2022年2月5日 7時) (
レス) id: b5e206e32a (このIDを非表示/違反報告)
メイブ - お話めっちゃ好きです。お身体にはお気を付けてこれからも更新頑張ってください！ (2022年2月5日 0時) (レス) @page7 id: 2ee05f48f6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結川 | 作者ホームページ：https://www.pixiv.net/users/17663132
作成日時：2022年1月30日 14時
