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密かに自分の中で願っていると、職員室に着いたのか足が止まった。
「着いたぞ。ここが職員室だ」
「案内してくれてありがとう、マーク」
「ああ。…同じクラスになれるといいな」
彼に言われた事でハッとする。
まだ私のクラスがどこになるかは教えられていなかったんだ…
この後に会う先生に言われるんだろうけど、叶うならマークと同じクラスが良いに決まっている。
「そうだね。今から全力で祈っておきます！」
「はは。俺も祈ってるよ。じゃあ…」
マークの体で隠されるように、私を壁に追いやった。
そしてほんの一瞬…触れ合った唇同士。
あまりにも唐突な事に正直驚く間もない。
呆然とする私に悪戯っぽく笑みを浮かべると、“また後でな”と言って去って行った。
時差で襲ってくる熱に自分の顔を両手で押さえる。
相変わらず不意打ちでくるんだから…！
「あら…貴女、もしかして留学生の？」
後ろから声を掛けられピクリとしながらも、慌てて振り返り返事をする。
そこにはおおらかそうで少し歳のいった女性が立っていた。
「はっはい！今日からこの学校に留学させていただきます、真崎Aです…！」
「やっぱり。貴女がAね！貴女の事は色々と聞いているわ。私は今日から担任になるマーガレット・ハリスです。よろしくね」
挨拶にハグを交わし合う。
何か…実家のような安心感があるな……
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結川(プロフ) - 星猫さん» ありがとうございます！ (2021年9月19日 1時) (
レス) id: d45f7778dc (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 続編おめでとうございます！高評価しました！ (2021年9月18日 16時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結川 | 作者ホームページ：https://www.pixiv.net/users/17663132
作成日時：2021年9月18日 16時
