・ ページ43
※今更ですが、学校制度は日本と同じという設定で書かせていただいております。
マークに案内されて職員室のある廊下を進む。
結構大きな学校だから、彼が居なかったら間違いなく辿り着けないまま彷徨っていただろう。
歩きながら周りの景色を見ていた時。
「きゃっ…」
「わ…ごっごめんなさい！」
前をよく見ていなかったせいか、誰かとぶつかってしまい咄嗟に謝った。
見ると、私と同じくらいの背丈をした女の子みたい。
綺麗な金色の髪を下の方で結んだサイドテールに、大きな青い瞳。
可愛らしいその姿に思わずドキッとしてしまう。
「私こそごめんなさい…」
「あれ、リアナじゃないか」
知り合いなのかマークは彼女に声を掛ける。
「あ…マーク。おはよう」
「おはよう。お前も職員室行ってきたのか？」
「うん。先生に頼まれてた書類を届けに行ってきたの」
親しげに話す2人をポカンと見守る事しか出来ない。
すると見かけない顔が気になったのか、リアナと呼ばれた彼女が改めて私を見つめてきた。
「えっと…マーク、もしかしてこの子が…」
「ああ、前にも話したAだ。今日からうちの学校に1年間留学する事になった」
彼の手が肩に置かれた事でハッとして、慌てて自己紹介をする。
「私、真崎Aです…！日本から来ました。今日から1年間、この学校でお世話になります」
「貴女が…私はリアナ・フローレンス。マークと同じクラスで、サッカー部のマネージャーをしているの」
サッカー部のマネージャーという言葉に反応せざるを得なかった。
そんな私に気付いたマークは順に説明してくれる。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 29人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
結川(プロフ) - 星猫さん» ありがとうございます！ (2021年9月19日 1時) (
レス) id: d45f7778dc (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 続編おめでとうございます！高評価しました！ (2021年9月18日 16時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：結川 | 作者ホームページ：https://www.pixiv.net/users/17663132
作成日時：2021年9月18日 16時
