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バスに乗って数分後、目的地の学校に着いた。
何人かの生徒達が校門を通って中に入って行く。
当然だけど、私以外はみんなアメリカの人だからちょっと緊張してしまう。
「あ…私、最初は職員室に行かないといけないんだった」
「なら、案内するよ。こっちだ」
「Meは先に教室行ってるぜ！また後でな、A！」
ディラン君と手を振り合い別れた後、マークに連れられて職員室までの道のりを歩く。
「お、マーク！おはよう！」
「おはようマーク〜！」
「ああ、おはよう」
その間に彼は色々な生徒達から声を掛けられていた。
男女問わず親しみを込めて彼の名前を呼んでいて、みんなに笑顔で返事をする後ろ姿を思わずじっと見つめてしまう。
なんでだろう…
こんなに近くにいるのに…今はちょっとだけ遠いな……
「………」
「…A？」
いつの間にか下がっていた顔が、自分の名前を呼ばれた事で反射的に上がる。
目の前には歩みを止めて心配そうに私の顔を覗き込む彼の顔。
知らない間に近くなっていた距離に自然と心拍数が上がっていく。
「ど、どうしたの？」
「それはこっちの台詞だ。急に浮かない顔になったから気になってな。何かあったか？」
今度は私が聞き返されて黙ってしまう。
前を歩いていたのに、すぐに私の変化に気付いてくれるなんて…
やっぱり彼には何でもお見通しみたい。
少し躊躇したけれど、あまり隠し事はしたくないな…
私は思い切って胸の内を話してみようと口を開いた。
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結川(プロフ) - 星猫さん» ありがとうございます！ (2021年9月19日 1時) (
レス) id: d45f7778dc (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 続編おめでとうございます！高評価しました！ (2021年9月18日 16時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結川 | 作者ホームページ：https://www.pixiv.net/users/17663132
作成日時：2021年9月18日 16時
