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部屋を片付けながら、さっき貰ったバラを用意した花瓶に挿して早速窓際に飾る。
途端に部屋が彩られた気がして、気分が高揚していく。
うん、いい感じ。
これからこのバラを目にする度に、今日の事を思い出すんだろうな…
ちょうどそこでインターホンが鳴った。
階段を降りて玄関に向かえば、スーツケースを持ったマークが立っていて。
「どうぞ、上がって…！」
「ああ、お邪魔します……っと、ジャパンでは靴を脱ぐんだったな」
マークは“危ない危ない”と言いながら、靴を脱いで家に上がった。
「まあ、貴方がマーク君ね！Aから話は聞いてるわ。ささ、入って入って！」
お母さんがキッチンから玄関に出てきて、マークを見ると嬉しそうに招き入れる。
何かこの光景…私がマークの家に行った時と同じなような…
マークはお母さんに軽く自己紹介をしてお辞儀をした。
きちんとした態度にお母さんは感動してるみたい。
「もうすぐご飯出来るから、二人ともお風呂入っちゃいなさいね」
はーい、と返事をしてから彼を二階へ案内する。
私の部屋に着くと、彼は少し感嘆の声を漏らして見渡していた。
「これがAの部屋か。お前らしい綺麗な部屋だな」
「そっそうかな…？」
元々そんなに散らかっている訳ではないけど、さっき慌てて片付けた、なんて言えない。
知らない方がいい事だってあるよね、うん…
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結川(プロフ) - 星猫さん» ありがとうございます！ (2021年9月19日 1時) (
レス) id: d45f7778dc (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 続編おめでとうございます！高評価しました！ (2021年9月18日 16時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結川 | 作者ホームページ：https://www.pixiv.net/users/17663132
作成日時：2021年9月18日 16時
