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「これより雷門中学校卒業式を始めます。卒業生、起立！」
ガタリ、と三年生全員が席を立つ。
いよいよ卒業式が始まった。
自然と脳裏にこの三年間の思い出が浮かんでいく。
二年生から始動した雷門サッカー部。
初めは全然部員が居なかったのに、豪炎寺君や鬼道君…気付けば頼もしい仲間がたくさん出来ていた。
フットボールフロンティアに優勝したと思ったら、エイリア学園との思わぬ対決。
その後は…FFI世界大会へ。
やっぱり私の中には、この世界大会からの思い出が一番色濃く刻まれている。
世界大会に行けたから…マークにも出会えた。
もちろん雷門サッカー部での思い出も大切なものばかりだけれど…
私の中学生活における思い出は、やっぱり彼無しでは語れない。
大切な記憶の数々を思い返していると、自然と目には涙が溢れてきてしまう。
卒業証書授与に次々と仲間達が呼ばれる中、私も名前を呼ばれて証書を受け取る。
席に戻って、最後に呼ばれたのは…円堂君。
彼が席を立ってステージに上がり、証書を受け取るのを見たら、そこで堪えていた涙が頬を伝って流れ落ちた。
それは他のみんなも同じだったみたいで、豪炎寺君や鬼道君、秋ちゃん達も泣いていた。
みんな…雷門サッカー部が、大好きなんだ。
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結川(プロフ) - 星猫さん» ありがとうございます！ (2021年9月19日 1時) (
レス) id: d45f7778dc (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 続編おめでとうございます！高評価しました！ (2021年9月18日 16時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結川 | 作者ホームページ：https://www.pixiv.net/users/17663132
作成日時：2021年9月18日 16時
