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きっと彼の事だから、私の事を思って告白されてきたのは言わなかったんだろう。
みんなが言う事から察するに、多分かなりの回数のはず。
でも、ちゃんと断ってくれた上に、私がいるのだと伝えてくれているのが…すごく嬉しかった。
「ほら、次移動教室だろ。そろそろ行かないと」
マークが時計を見てから、みんなを解散させるようにそう言った。
彼の一言で集まっていたみんなはこの場を離れていき、改めて彼の影響力を思い知った。
「…悪かったな。その…告白された事、黙ってて」
「ううん、いいの。分かってるから」
謝る事なんて何もない。
寧ろお礼を言いたいくらいだ。
やっぱりマークは、私の思った通りの人でいてくれているから。
「あ、Aー！」
「よう！元気してたか？」
授業の準備をしていたら、教室の入り口から顔を覗かせる一之瀬君と土門君の姿が。
彼等も同じ高校だと聞いていたから、いつ会えるか内心楽しみにしていたんだよね。
「一之瀬君、土門君！久しぶり〜！」
「同じ制服着るの、雷門の時以来だね」
「また一緒の学校に通えるとは驚いたぜ」
彼らとの久々の再会にも会話が弾む。
今まで会えていなかった分つい盛り上がってしまっていると、マークとディラン君も私達の元に歩いて来た。
「盛り上がってるところ悪いが…A、もうすぐ時間だ」
「気持ちは分かるけど、また部活の時間になれば話せるぜ！」
ディラン君の言葉に一之瀬君と土門君が反応した。
「え、A…もしかしてサッカー部に？」
「うん。マネージャー志望です！」
「おお！こりゃ楽しみが増えたぜ！」
2人はとても喜んでくれて、それがまた私を嬉しくさせる。
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ここまでご覧くださりありがとうございます。
話を載せられる上限に達してしまったため、続編の方に移させていただきます。
よろしければ続編もご覧いただけますと幸いです(*^^*)
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結川(プロフ) - 星猫さん» ありがとうございます！ (2021年9月19日 1時) (
レス) id: d45f7778dc (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 続編おめでとうございます！高評価しました！ (2021年9月18日 16時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結川 | 作者ホームページ：https://www.pixiv.net/users/17663132
作成日時：2021年9月18日 16時
