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二人手を繋いでいざ遊園地デートが幕を開ける。
離れないようにぎゅっと繋ぎ合った手。
もし離れてしまったとしても、すぐに見つけ出せるような自信がある気がした。
「何処から行く？」
「そうだな…まずはやはりジェットコースターか」
彼の希望で最初はジェットコースターに乗る事に。
まあ、何となく予想はついていたけれど…
そうと決まれば私達も長い列に並びだす。
「Aは絶叫系は平気なのか？」
「平気…って程でもないけど、乗れなくはないよ」
「それ、大丈夫なのか？嫌なら無理に乗らなくてもいいんだぞ」
心配そうに言うマークに私は首を横に振る。
「ううん、折角の遊園地デートだもの。マークとなら何だって平気だよ！」
「A…本当、お前ってやつは」
また私の頭をわしゃわしゃと撫でる。
今度は朝のように受け入れず、“やめてよ〜”なんて言いながら彼の手を掴んだ。
彼は止められてもなんだか嬉しそうだった。
順番が回ってくれば二人並んで席に座る。
出発の合図と共に動きだし、坂を登ってどんどん上がっていく。
この落ちるまでの間がやっぱり一番緊張するんだよね…
見える景色は綺麗だけど、正直見ている余裕がない。
すると安全バーを強く握る手をふと温もりで包む感覚が。
「俺がこうしててやるから、大丈夫だ」
ぎゅっと握られた右手に、今度は違う意味で心臓がドキドキと高鳴っていく。
おかげで恐怖感はすっかり無くなって、強張っていた顔にも笑顔が戻る。
私は彼の優しさが嬉しくて、手を握り返しながら頷いたんだ。
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結川(プロフ) - 星猫さん» ありがとうございます！ (2021年9月19日 1時) (
レス) id: d45f7778dc (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 続編おめでとうございます！高評価しました！ (2021年9月18日 16時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結川 | 作者ホームページ：https://www.pixiv.net/users/17663132
作成日時：2021年9月18日 16時
