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翌日。
目を開ければいつもの私の部屋の景色が映る。
でも…ひとつだけ、違う。
「ん…おはよう、A」
私が目を覚ました数秒後、隣で眠っていたマークも目を覚ます。
タイミングが同じ過ぎて内心ドキッとしたけど、こうして一緒に朝を迎えられた事が嬉しい。
「あ……おはよう…」
「今日はいつもの時間に起きれたな。えらいぞ」
私の頭をわしゃわしゃと撫でる大きな手。
普通なら髪が乱れるからやめてって言うところだけど、今はそれが気にならないから大人しく受け入れる。
「そうだ…マーク、今日は一緒に行きたい所があるんだけど…いいかな？」
「ああ、いいぞ。Aの行きたい所なら何処へでもついて行くさ」
快諾してくれた事に安堵すれば、さっそく支度をしようと体を起こして立ち上がる。
「お、良い眺めだな」
まだ布団で横になったままのマークが嬉しそうに私を見上げていた。
その理由を察するのに数秒かかった後、思い切り毛布を剥ぎ取って体に巻きつける。
「いっ良い眺めだなじゃない…！！…って……」
「そうされると今度は俺が寒いんだが…」
私達は今、何も身につけていない状態だ。
その事を思い出して私は慌てて毛布で体を覆ったけれど、次は毛布を剥ぎ取られたマークの体が露わになってしまう訳で…
もう頭が噴火しそうなくらいになって、ベッドから毛布を取れば彼の体を隠すように被せる。
もう、朝から忙しい…！！
「わっ私、先にシャワー浴びてくる…！」
楽しそうに笑う彼を横目にお風呂場へと向かった。
これでは初めての時と全く同じ朝だ…
相変わらず余裕そうな態度のマークに今回は疑問の方が強く感じる。
まだ二回目なのに…どうしてあんなに余裕なんだろう。
私に余裕が無さすぎるから逆に落ち着いていられるのかも……
だとしたら余裕が生まれるのはかなり絶望的だという事を悟り、大きなため息を吐いてしまった。
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結川(プロフ) - 星猫さん» ありがとうございます！ (2021年9月19日 1時) (
レス) id: d45f7778dc (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 続編おめでとうございます！高評価しました！ (2021年9月18日 16時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結川 | 作者ホームページ：https://www.pixiv.net/users/17663132
作成日時：2021年9月18日 16時
