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「…俺もそろそろ行かないとな」
ゆっくりと体を離せば、もう一度視線が重なり合う。
その時、マークの乗る飛行機の搭乗案内アナウンスが流れてきた。
「なに、すぐまた会えるさ。連絡も必ずする。だから…」
「うん…分かってる」
次にまた会える、その時まで…さよならだ。
コツン、とおでこ同士を合わせて目を閉じる。
指を絡めて両手を繋げば、より彼の存在を再認識出来るような気がした。
知らなかった温かさを…この大きな手が、何度も何度も教えてくれた。
人を好きになるという幸せを……マークが教えてくれたんだ。
「大好きだよ、マーク」
「ああ。俺も大好きだ…裕子」
お互いにしか聞こえない声で想いを伝え合う。
閉じていた目を開けると、繋いでいた手も離していく。
体は離していっても、目だけは離さないで。
そして手を振り合いながらマークはゲートの向こうへと歩いて行った。
私は彼の背中を見つめていたんだ。
完全に見えなくなるまで、ずっと。
「…Aちゃん」
後ろから私を呼ぶ秋ちゃんの声。
その声にすぐに振り向かず、少し経ってから彼女の方に振り返った。
「私達もそろそろ出発だって。行きましょうか」
「…うんっ」
私も彼が歩いて行った方向と反対側へと歩き出す。
ライオコット島で出会えたマークとの想いを胸に…
これはこの先の未来への、第一歩でもあるんだ。
だから…彼の好きな、一番の笑顔でいよう。
もう、泣かないって決めたから。
・
ここまでご覧くださり、ありがとうございます。
FFI編はここで終了となりますが、この物語はまだまだ続きますので、これからもどうぞよろしくお願い致します！
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結川(プロフ) - 星猫さん» 本当に申し訳ありません。ありがとうございます、頑張りますね！ (2021年9月7日 13時) (
レス) id: d45f7778dc (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 星猫さん» もう一つのｐｃがしました。こちらこそすみません。がんばって下さいね！応援しますね！ (2021年9月7日 11時) (レス) id: 7d3fe1e696 (このIDを非表示/違反報告)
結川(プロフ) - 星猫さん» 夏目は全期見ましたよ！剣盾はやった事ないです…折角のお誘いですが、あまり時間が取れないという事もあるため、合作はご遠慮させていただきます…大変申し訳ございません(>_<) (2021年9月7日 9時) (レス) id: d45f7778dc (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 6期とゲゲゲの鬼太郎とポケモンの剣盾は知ってます？それと、一緒に合作しませんか？ (2021年9月7日 8時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
結川(プロフ) - 星猫さん» イナイレの他ですと、夏目友人帳やヴァイオレット、ハイキュー、ワンピース、ペルソナが特に好きですね！ 他にもたくさんありますが、書き切れないので取り敢えず上記のものにしました(^^; (2021年9月7日 7時) (レス) id: d45f7778dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結川 | 作者ホームページ：https://www.pixiv.net/users/17663132
作成日時：2021年9月6日 17時
