第十章 この先の未来も ページ2
とても心地良い温かさを感じながら目が覚めた。
私の頭上から聞こえてくるのは、規則正しい静かな寝息。
それだけで現状を思い出すのには十分だ。
あ…私、マークと一緒に寝たんだった…
窓の外に目を向ければ、いつも私が起きている時間帯なのが分かる。
見ての通りマークはまだ夢の中。
起こすのは可哀想という気持ちが大きいため、私だけでも先に起きようと思ったけれど、すぐに困難だという事を悟った。
自分の背中に回された彼の腕。
おまけにもう片腕で腕枕までしてくれていて。
この状況で動こうものなら、まず起きてしまうのは安易に想像出来る。
どうしたものか…と、しばらくじっとしていると…
「何か困り事か？」
耳元で囁かれた声。
バッと顔を上げれば、さっきまで閉じられていたエメラルド色が既に私を映していた。
「えっ…起きてたの！？」
「ついさっきな。Aのおかげでこの時間に起きる癖がついたからさ」
言われてみれば確かにそうだ。
早朝に私と会うために彼も早起きするようになったと言っていたっけ。
だから同じタイミングで目が覚めても全然不思議ではない。
「俺のせいで起きるに起きられなかったんだろう。悪かった」
「そんな、気にしないで…！というかマーク…腕、痺れてない…？」
未だ私の頭が置かれている彼の腕を気にして問いかけてみる。
「お前の軽さで痺れるような柔な腕じゃないさ。何時間でも平気だよ」
「そ、そう…？ならいいんだけど」
笑って答える彼の顔を見る限り、本当に平気そう。
さすが…普段サッカーで鍛えてるだけあるなぁ。
…腕も一緒に鍛えられるものなのかは分からないけど。
「正直まだ一緒に寝ていたいが…飛行機の時間に間に合わなくなるしな」
「そうだよね。仕方ないけど…準備しちゃおうかな」
温もりを離す事に躊躇しながらも、私はベッドから出て着替えようと制服を取り出す。
「……マーク、向こう向いててくれるかな？」
「やっぱりダメか」
「当たり前です！」
彼は渋々といった感じで背を向けてくれた。
マークって昨日の夜といい、やっぱりこういう事には結構興味あるんだね…
背を向けてくれている間にさっと着替えを済ます。
貸してくれたジャージも綺麗に畳んで。
ついでに髪も手櫛で整えて、準備が出来たところで声を掛ける。
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結川(プロフ) - 星猫さん» 本当に申し訳ありません。ありがとうございます、頑張りますね！ (2021年9月7日 13時) (
レス) id: d45f7778dc (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 星猫さん» もう一つのｐｃがしました。こちらこそすみません。がんばって下さいね！応援しますね！ (2021年9月7日 11時) (レス) id: 7d3fe1e696 (このIDを非表示/違反報告)
結川(プロフ) - 星猫さん» 夏目は全期見ましたよ！剣盾はやった事ないです…折角のお誘いですが、あまり時間が取れないという事もあるため、合作はご遠慮させていただきます…大変申し訳ございません(>_<) (2021年9月7日 9時) (レス) id: d45f7778dc (このIDを非表示/違反報告)
星猫 - 6期とゲゲゲの鬼太郎とポケモンの剣盾は知ってます？それと、一緒に合作しませんか？ (2021年9月7日 8時) (レス) id: f84c743866 (このIDを非表示/違反報告)
結川(プロフ) - 星猫さん» イナイレの他ですと、夏目友人帳やヴァイオレット、ハイキュー、ワンピース、ペルソナが特に好きですね！ 他にもたくさんありますが、書き切れないので取り敢えず上記のものにしました(^^; (2021年9月7日 7時) (レス) id: d45f7778dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：結川 | 作者ホームページ：https://www.pixiv.net/users/17663132
作成日時：2021年9月6日 17時
