君と繋いだ手の先へ【イナイレ】 (ページ28)

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「もっもう、そういう話は置いといて！みんな呼ぶよ！」
「ふふ、照れちゃって可愛いです〜！」
「春奈ちゃんっ！」

そんなこんなでようやく休憩時間が訪れる。
今日は二チームのキャプテンが参加した練習だったからか、いつもより盛り上がっていた。
その分流れる汗と疲労も倍になる訳で、私達はそれぞれにタオルとドリンクを配っていく。

「はい、マーク。お疲れ様」
「俺達にも用意してくれたんだな。ありがとう」

マークに渡す順番が回ってきて彼にもタオルとドリンクを渡す。
彼は笑顔でそれを受け取ってくれて、その笑顔に思わず胸が高鳴るのを感じた。

マークの笑顔…やっぱり好きだな……

「フィディオにも。どうぞ」
「ああ、ありがとう！」

ちょうどフィディオも近くにいたため彼にも渡せば、ニコッと笑って受け取ってくれる。

「やっぱり守達と練習するのは良い経験になるよ」
「ジャパンにしかない特有の刺激を感じるな。それに… Aが居るから、俺はいつもより気合が入る」
「マっマーク…」

またしてもサラッと言ってのける彼に顔は赤くなるばかり。
早く慣れないと、心臓がいくつあっても足りないよ…

「…あのさ、見てて思ったんだけど」

そこへタオルを首にかけた小暮君が口を開いた。

「二人って付き合ってんの？」