検索窓
今日:3 hit、昨日:2 hit、合計:10,615 hit

のうきん ページ21

「こんなに人数必要そうにも見えないんだけどなぁ」

「基本的に脳筋が多いこのメンバーでは頭を使わないとダメなので」


ミヤは考察班五人を見て溜息を吐いた。
確かにミナは脳筋だな、と納得したがヤイチやヒトハはどうにもそう見えない。


「私……は、チョップが得意…だと思う」

「僕はなんでも出来るよ!!体力に制限ないし!」

「残念ながら歩けないからなぁ…この中だったら戦闘能力は低いと思うよ」

「ウチは…まぁ大体なんでも出来ると思うけど!」

「自分は戦闘向きじゃないですけどね」




近くにあった資料を読みあさりながら移動をしていると、ヒトハの足にコツン、と何かが当たった。



「ん?なんだろう、コレ」


ヒトハはヤイチの車椅子を押すのを中断し、それを拾った。



「これは、銃と呼ばれる武器ですね。女性だと撃った反動で肩が外れる可能性がありますが……自分たちは強く作られているので恐らくは大丈夫かと」


「ふ〜ん、どんな風に使うの!?」

ミナは目をキラキラと輝かせて銃をまじまじと見た。


「私が撃ってみるよ。足より肩の方が絶対強いし。なにより初っ端からミナに触らせる訳にはいかない」


ヤイチがそうヒトハに言うと快く手渡された。


「あ、引き金を引く時は十分に気を____」


ムクがヤイチに忠告したのと、ヤイチが引き金を引いたのが同時だった。

あまりの反動に驚いたのか銃が動き、弾はミナの方へ向かっていった。




それは、ほんの一瞬の出来事だ。









「ん?どーしたの?楽しかった!?僕にもやらせてよー!」


確実にヘッドショットを喰らったミナは倒れ込んだが、何事もなかったかのようにむくりと起きた。






「ミナ怖い……ミナ…怖い」

「え!?なんで僕のこと怖いの!!?」

「そりゃあ、あの状況だったら怖いわさ…」

「音…大き過ぎ…」

「警告したのに…」



全員が思い思いの言葉を交わしている間、ヒトハはとある決意を決めていた。





「この武器、ウチが使う。みんなが使ってるの見るの、ちょっと怖いから」

けんじゅうとおのと→← たんけんたい



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (26 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
11人がお気に入り
設定タグ:真裏 , 納豆 , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

真裏(プロフ) - ひいらぎ@オリフラ外し隊さん» いえいえ、そんな…!あなたのコメントは消さずに残しておきます。 (2018年9月19日 16時) (レス) id: a0b96c91a2 (このIDを非表示/違反報告)
ひいらぎ@オリフラ外し隊(プロフ) - 真裏さん» そんなに暗い感じにさせてしまってすみません!ただ、気を付けて欲しかっただけなんです。ご丁寧に返信していただき、ありがとうございました。なお、私のコメントは消していただいても構いません! (2018年9月5日 19時) (レス) id: 303fe49996 (このIDを非表示/違反報告)
真裏(プロフ) - ひいらぎ@オリフラ外し隊さん» ご指摘ありがとうございます。配慮が至らなかった点については申し訳ないです。今後はこういったことが起こらないように注意していきます。 (2018年9月5日 19時) (レス) id: a0b96c91a2 (このIDを非表示/違反報告)
ひいらぎ@オリフラ外し隊(プロフ) - 失礼します。この作品の説明欄に「ヒロアカ」という単語があります。オリフラが立っているので、「ヒ〇アカ」などとぼかすか、その部分を消したりした方が良いかと…。 (2018年9月5日 17時) (レス) id: 303fe49996 (このIDを非表示/違反報告)
納豆(プロフ) - ありがとう!ボケボケの記憶を頼りに青で描きましたぜ! (2018年1月23日 19時) (レス) id: c8bcc7c146 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:真裏 | 作成日時:2017年10月8日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。