クラスの奴らは異能力者【文スト】

理想が狂う時 ページ6

貴女side


太「私なんかほら！！」そう言って隣の国木田君を指差す太宰。



　 貴「…え？」


太「国木田君が隣だなんてぇえぇ〜」
国「貴様がいるだけでも俺の理想が狂いそうなのに隣の席などもってのほか！」

…これは、… しばらく 平和 というワードからは離れる事になりそうだ。


ギャーギャーと騒ぎ合う二人を見つめながら、ふと気付く。


貴「…あ、国木田君。」 国「…ん？」



　 なんで、眼鏡頭につけてんの？


するとしばらくフリーズする国木田君。
静かに頭の上の眼鏡を降ろす。
　 国「…俺は焦ってなどいないからな！！？」
…焦ってるんだ。

　 何を？？
貴「国木田君、大丈夫？？疲れてんの？」
顔を覗き込んで、おでこに手を重ねると、。

　 国「っっ…！！ っんでもない！」

貴「？？…そっか。でも、いつも頑張ってくれてるからね、
　 ありがとっ」
言い慣れない言葉に照れくさくなって言い切ってすぐに前を向く。
　 そんな私の耳には届かなかった言葉。




　
　 国「俺の好きになる人は四年後じゃなかったのか…？！」

　




　 理想も調子も狂わせるな…っ

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