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情報 ページ4

暑さで熱でも籠ったのか、完全にフリーズしてしまったパソコンに苛立ちを隠すこともせず舌打ちをした。
なんでこういう猛暑の時に限ってエアコンが壊れるのか。

「どう?見つかった?」
「見つかる前にパソコンが死んだ」
「死んでないじゃん!ただフリーズしてるだけじゃん!」
「騒ぐなうるせえ」

朝から机にしか向かっていないというのに、額からは汗が流れる。
ついでに言うと、こんなクソ暑い中大声で言うFBの声にも眉間に皺が寄るのが感じられた。

「そういうFBは見つかったのかよ」
「いーや、無理」
「じゃあ俺無理だわ」

俺たち4人の中で最も機械を得意とするFBが無理なら、俺に見つけられるわけがない。FBはビギナーラックがどうたらほざいてたけど、俺たちが今追ってるものは運だけで見つけられるような代物ではない。

「あーーー死んだ!!」
「お前は仕事中にマイクラやってんじゃねえよ!」
「もー!きっくんもちゃんと探してよ!」

金髪の頭を叩くといてえ!と大袈裟な反応が返ってきた。
確かに連日でネットや聞き込みで情報を探しているのに、ここまで何もないとなると都市伝説の類ではないかと疑いたくなる。

「なんで俺たちが毎日パソコンで情報収集しなきゃいけないんだよ」
「きっくんが喧嘩ふっかけたから謹慎食らったんでしょ」
「でもお前らだって乗り気だったじゃん」
「それは…否定できないわ」
「だろ!?」

二人で大笑いする様子に呆れながら、画面に目を移す。

「なんでも願いを叶える店ねぇ」
「けど仮にそんな店があったとして、連日突然死する人がいるっていうのはなんか関係あるとは思えないけどね」
「………突然死の件は医者に任せておけ。問題は店のほうだ。既に何件かの家庭で、その店に行くと言って帰ってきていないケースが出てる」

うーん、と唸ってFBは難しい顔になった。
単に行方不明ならまだいい。生きて帰ってくればいい話なのだから。
ただ厄介なのが、その店に行って帰ってきた人間はいる。いるのだが、皆近いうちに死んでしまうということだ。
更に街で突然死が起きるケース。その店に行った人間もそうだが、全く無関係の人間が亡くなっている。平和な家庭の主人だったり、或いは囚人だったり。

「そういや、えおえおは?」
「ああ、聞き込み行ってくるって」
「ふーん」

数分後、花とアイスを手土産に帰ってきたえおえおにキレたのは仕方のない話だ。

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作者名:零紅 | 作成日時:2017年7月16日 0時

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