東方Memories〜幻想学園〜第一部 嫉妬異変

十六話　霊夢異変〜霊夢side ページ27

霊夢side

りおさんが失踪して二日がたった。内閣府や警察、学園長が探しても見つかる気配がなかった。学園は以前より静かになり来週から一週間休校になるんだとか。そして、りおさんが失踪してからずっとAくんや魔理沙と話しとると何かモヤモヤして、しかたがない。そうこう考えていると、Aくんが話しかけてきた。

貴「どうしたんだ？ずっと難しそうな顔をして」

まただ、Aくんと話していると急に負の感情が出てくる。なんとか誤魔化さないと

霊「な...なんにもない」

貴「それは嘘だな」

霊「えっ！？」

貴「 いつも楽しそうな顔をする霊夢がこんな難しそうな顔をするなんて可笑しい」

ヤ...ヤダこれ以上話し掛けないで...

貴「やっぱり、何かあるんだろ...話てみなって」

コ...コレイジョウヤメテ...
私がそう思った瞬間、黒い何かに呑み込まれて意識を手放した。


霊「こ...ここはどこ」

私はいつの間にか一面、白い部屋に立っていた。

霊「誰かいますか！」

そう叫ぶと目の前に私に似た黒い影がでてきた。
霊「貴方は..,誰？」

?「私か...私はもう一人のお前だ」

霊「もう一人の...私」

?「そうだ、それよりお前に一つ言わないといけないことがある」

霊「え...何?」

?「お前の仲間は誰一人としてりおを探していない」

霊「えっ！？....」

衝撃の一言が私の中を駆け回る

霊「それは....どういう意味」

?「普通に考えてあり得なくないか?」

霊「え?」

?「大賢者であるりおがそう簡単に誘拐されるか？」

霊「た...確かに」

?「それともう一つ」

霊「何?」

?「お前が目覚めたとき最初に聞く知らせはりおの死だ。覚えておけ。」

そう影が言い終わると目の前が真っ白になった。


霊「こ...ここは？」

魔「大丈夫か霊夢、さっきまで倒れてたんだぜ」

霊「そ...そうなの」

貴「あとそれから今から先生から重要な話があるんだって」

そう言い終わると先生が入ってきた。

先「皆さんに重要な話しがあります」

ま...まさか重要な話しって....

先「りお先生が死体となって発見されました」

先生がそう言い終わり皆が泣いていいるとき、私の中ではある一つの結論が完成していた。

霊「そうか、ミンナウラギリモノナンダ」
私の中でたまっていた感情...それは何も出来ない無力な人間に対する「憎しみ」なんだ....ゼッタイニフクシュウスル

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