殺戮の天使夢 (ページ1)

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殺戮の天使の夢ページ1

ここはどこだろう。気がつくと私は見知らぬ女の子と見知らぬ場所にいた。
窓から差し込む青白い光...。今は夜なのだろうか？

「ん...」

「！...大丈夫？君、名前は？」

「私は...レイ、レイチェルガードナー...」

「私はA、Aフォスター。よろしくね。早速で悪いんだけどなんでここにいるか分かる？それとここは何処か。」

「...分かんない。でもたしか私病院に来てて...」

「病院...？どこか悪いの？」

「...違う、精神病院...人が...死ぬとこ...見たから」

「!!...ごめんね。でもここに見覚えないならどこか分かるわけないよね。外に出てみようか」

「うん...」
私達がドアを開けて探索しているとエレベーターがあった。
「乗ってみようか。」

「B6...」

「地下ってことだよね？じゃああの月は...？」

「建物の中なのに外みたい...」

しばらく探索していたけど新聞に猟奇殺人があるという事しかなかった。
さらに探索すると小鳥がいた。翼を怪我して飛べないみたいだ。

「...さっき落ちてたスナック菓子...食べるかな？」レイがスナック菓子を与えると小鳥はふらふらと降りてきた。
「うーん、食べただけじゃ治らないよねー。羽を怪我してるみたいだし～。」
「...ｺﾞｿｺﾞｿ」
レイは小鳥に包帯を巻いていた。そしてその小鳥を抱え、連れていこうといった。

「勝手に行かないで...」
小鳥が何故か急にふらふらと逃げ出してしまった。レイはそれを追いかける。私も行かないと...そう思った矢先、小鳥は二つに裂けた。何が起こったのか分からない。狂ったように笑う男が小鳥を切り裂き、私達に告げた。

「今から三秒数えてやる。だからさぁ、逃げてみろよ！」
レイは必死に私を引っ張ろうとする。私は逃げられない。なぜか男のそばに行きたいと思う。

「逃げようよ！」レイのその声で我に返った私は必死に逃げる。何処へ行けばいいのかなんて分からないけど、逃げよう。